>
>
>
人間関係を充実させる

人間関係を充実させる「会話スキル」とは④-1

コラム①では、人間関係について概観していきました。今回からは、具体的に言葉・非言語コミュニケーションの学習をより深く解説していきます。「①会話スキル」「②笑顔と視線」の2つになります。

今回は「①会話スキル」についてご紹介します。

人間関係と会話量

突然ですが、皆さんに質問です。一日にどれくらい会話をしていますか?会議や雑談、SNS、電話、そしてメールなども含めてさまざまな人間関係の中での会話の時間数です。

2017年小磯らが243人・729日分の総会話数を対象に行った「1日の会話行動に関する国立国語研究所の統計」によると、、なんと会話量の平均は6時間という結果になっています。国立国語研究所の統計による一日の会話の時間

また、会話の約6割雑談に費やしていることがわかりました。国立研究所による1日の会話の形式についての研究非常に多くの人が、1日のなかで会話、特に雑談に時間を割いていることがわかります。ちなみに、私は大体5時間前後だと思います。SNSやメールなどを除いた、対人コミュニケーションは平均すると3時間くらいでしょうか。ちょっと少ないようですね(^^; 反省です。

会話が続かない時の対処法

人間関係の希薄が会話スキルを下げる

会話力下がってしまうのは、人間関係が少ないことが大きな要因として挙げられます。

相川(2005)が大学生1002人を対象とした研究によると、孤独感が高い人はソーシャルスキルが低いことが分かりました。ソーシャルスキルとは、人と話したり、話題を広げたり、自己主張するスキルなどを意味します。人間関係少ないと、会話力を高めることが困難になると言えます。

また、メンタルへルスの問題も引き起こします。図を見ると孤独感が高い方は、対人不安が高い、抑うつが高い、傾向にあることが見て取れます。

孤独感が強い人は人間関係を回避する状態になるため、対人不安を深刻化するのです。孤独感が高い人は、対人場面で不安になりやすく、不安から対人関係を避けてソーシャルスキルが不足する傾向にあると言えます。

孤独感の問題

会話力を上げる応急処置

会話力というのは総合的な力なので、何度も練習することが必要です。本当にしっかりトレーニングをすると、1日2時間練習をしたとしても、半年ぐらいかかると考えて頂いて間違いありません。

だだ、現実的にはそこまで練習している時間がない方がほとんどだと思います。そこでまずは応急処置を④点お伝えします。即効性のあるものをお伝えしますね!会話が続かない原因と改善方法

***応急処置① 1問1答ー禁止令***
突然ですが、質問をさせてください。みなさんは「お住まいはどちらですか?」と聞かれたら、どのように返すでしょうか?

何気ない人間関係での会話をイメージして話してみましょう。

 

 ↓
 ↓

 

いかがでしたか?

ここで人間関係を築くのが苦手な人は、「東村山です・・・」と3秒で終えてしまう回答です。これでは会話が弾まないのは当たり前です。。。会話においては

*質問はほったんに過ぎない
*必ず話題を付け足す

ということを意識してください。会話はサービス精神が必要になります。情報をやり取りしている会話はすぐに途切れてしまいます。1問1答は、会話する気がないのかな・・・とネガティブな印象を持たれてしまいます。人間関係を構築するために、1問1答禁止令を活用していきましょう。

チェックしてみよう

***応急処置② そんでもって法***

①では「1問1答」を禁止しました。ではどうすれば、会話を長続きさせることができるのでしょうか。応急処置としては「そんでもって~」と唱えてみることです。

先ほどの例で言えば

「東村山です。(そんでもって)・・・・」と考えて見てください。

 ↓
 ↓

いかがでしょうか

 ↓
 ↓

何か言葉がでてきませんか?私で言えば、

「東村山です。(そんでもって)東京なのにすごく自然が豊かで、田舎ですが住み心地バツグンですよ。」

こんな感じで情報が増えました。もちろん、ワードが出てこない方もいるかもしれないですが、私の経験上75%ぐらいは(そんでもって)と考えるだけで、1問1答は改善されます。人間関係を築くのが苦手な方はぜひ、実践してみてくださいね。

会話の場面で考えてみよう

***応急処置③ 質問癖NG***

人間関係が充実しない人の特徴の1つに「質問癖」があるケースが多いです。以下の項目に心当たりがある方は注意しましょう。
・1分間に1回以上質問する
・質問を質問で返す
・話すのが嫌いで質問する

実は質問というのは、相手に会話の主導権を譲ることになるので、一見会話が続くように見えても、実は便利すぎてリスクが意外と大きいのです。もちろん質問をしてはいけない・・・というわけではないのですが、質問に依存している方は使う比率を70%減らして、別のスキルを使ってみると、かなり会話が続くようになるのです。

***応急処置④ こだわりポイント発見練習***

人間関係を築く、応急処置会話スキルとして最後のテクニックをお伝えします。会話が途切れてしまったら、とりあえず、目に見えているものを話題にしていくことをお勧めします。こちらは動画解説なので、ワイハイがつながっている時にご覧ください♪

ここまで、会話スキルを高めるための応急処置を解説していきました。先ほどもお伝えした通り、会話スキルを向上をさせて人間関係を築くには、「反復練習」が必要です。しっかりと自分の血肉にして、自然と話せるようになりたいという方は下記のコラムをご参照ください。
会話が続かない人の特徴と原因・改善方法-心理の専門家が解説①

会話スキルを高めていこう!

今回は、会話スキルを高める3つの応急処置をご紹介しました。人間関係が少ないと、会話力も上がっていかないので、すぐに見違えるように話し方が変わる!などのことはありませんが、練習していくうちに少しずつ人間関係も増えてスキルが上達しやすくなりますよ。

次回は、人間関係を向上させる「笑顔と視線」をご紹介します。

 

目次

①人間関係入門-概観
人間関係構築力-簡易診断
②-1ジョハリの窓を意識
②-2アサーションで自己表現
②-3帰属意識を高めよう
②-4信頼関係を築くメリット
②-5相手に興味を持つことから
③-1人間関係の不安は認知療法
③-2マインドフルネスで客観視
③-3不安や心配は森田療法で克服
④-1「会話スキル」の高め方
④-1「笑顔と視線」で構築力UP

コメント

コメントを残す

コラム監修

名前

川島達史


経歴

  • 精神保健福祉士
  • 目白大学大学院心理学研究科修士
  • 社会心理学会会員

取材執筆活動など

  • AERA 「飲み会での会話術」
  • マイナビ出版 「嫌われる覚悟」岡山理科大 入試問題採用
  • サンマーク出版「結局どうすればいい感じに雑談できる?」
  • TOKYOガルリ テレビ東京出演


ブログ→
YouTube→
Twitter→