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思いやりのなさはポジティブストロークで解消!

思いやり


思いやりをポジティブな言葉や態度で伝える-ポジティブストロークとは③

相手にポジティブストロークで思いを伝えよう!    

コラム②では、思いやりを持つ方法の1つ「完璧主義な認知の偏りを見直す」について解説しました。相手の立場に立った行動をとることで、厳しさを和らげていきましょうね。今回は、思いやりを持つ方法の1つ「ポジティブストロークを贈る」について紹介します。

ポジティブストロークで対処

ストロークとは、交流分析の重要概念のひとつで、相手の存在を認めて発せられる刺激のことです 。このストロークにもポジティブとネガティブが存在します。今回はポジティブストロークに焦点を当てていきます。思いやりが持てない原因をポジティブストロークで解決ポジティブストロークは、相手が気持ちよく受けとる行為で、

・相手の長所を取り上げる。
・相手をほめる。
・笑う、笑顔で接する。

相手は受け入れられていると感じ対話が継続します(中田,1999)。

気持ちよくコミュニケーションをとるためには、ポジティブストロークで相手に思いを伝えることが大切です。

ポジティブ変換ストロークのワークとは?

ここでは、ポジティブストロークでコミュニケーションするためのトレーニングとして、ポジティブ変換ストロークのワークをご紹介します。

ポジティブ変換ストロークのワークとは、言動や態度をポジティブストロークに変換していくワークです。どのように行えばよいのか 例題とともに具体的に説明します。最後にワークがあるのでやってみてください。   

例題                                          
コラム②で使用した40代男性会社員のAさんの例を用います。Aさんは、部下が自分に業務報告をするときに委縮し、とても緊張していることに気づきました。Aさんは、おそらく自分の言動や態度が部下を委縮させてしまっていることに気づいています。そこで自分の言葉や態度を変え、もっとうまく部下と付き合うために、ポジティブ変換ストロークのワークを行うことにしました。

<状況>  
部下がAさんに対して業務の報告をする場面。Aさんは、部下のケアレスミスを見つけミスの指摘と共に部下の注意散漫さを指摘する。  

<Aさんのことば>
「ここが間違っている。どうして君はそう注意散漫なんだ!」

<Aさんの行動>  
腕組みをして相手を厳しくにらみつける。

つぎに、言葉と態度に分けてポジティブストロークに変換します。

①言葉をポジティブストロークに変換
・ここを○○に修正した方がもっといいね、などと具体的に修正ポイントを指し、修正する方向性を教える。

・業務上のミスを指摘することにとどめて相手の短所を指摘しない。

②態度をポジティブストロークに変換
・腕組みはしない。相手を優しく見つめる。

Aさんは、自分のネガティブな言葉や態度を振り返ることで改善点を見つけ、そしてポジティブストロークへの具体的な変換の仕方を考えることができました。

それでは、練習問題にチャレンジしてみましょう。

練習問題
あなたがネガティブなストロークで相手とコミュニケーションをとっている状況を分析してみましょう。  

<状況>

①言葉をポジティブストロークに変換

②態度をポジティブストロークに変換
→   

すべての回答が終わったら、実際に同じ場面でポジティブストロークで相手と関わっている場面を想定して実際に練習してみましょう!

思いやりのあるポジティブストロークを!

練習問題はいかがでしたか。相手にネガティブストロークで接してしまう状況を分析し、ポジティブストロークに変換するワークを行うことによって  

・ポジティブストローク で相手に接している場面を振り返ることができる。
・相手を受け入れる言葉や態度を具体的に考えることができる。
・少しの工夫で相手に思いやりを示す方法を探すことができる。

などのメリットがあります。ポジティブストロークで思いやりある人を目指そう

ポジティブストロークは対話の基本である(中田、1999)と言われています。ネガティブな言葉や態度は最小限にしなければ相手との対話はぎすぎすし、コミュニケーションがストレスになってしまいます。自分の思いやりのなさに気づいたらポジティブストロークを増やし、相手に思いを伝えてみましょう!

次回は、思いやりを持つ方法の1つ「思いやりを行動で示す」についてご紹介します。

★ネガティブな気持ちもポジティブストロークに変換して思いやりのなさを解消! 

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*出典・参考文献    
中田つかさ. (1999). 「対話を継続維持する」 ためには肯定的ストロークが必要不可欠であるという研究. 鈴鹿国際大学短期大学部紀要, 19, 23-47.



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