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誠実な人・不誠実な人にも自己主張!自分の気持ちを上手に伝える方法を解説

誠実な人


誠実な人・不誠実な人にも自己主張!②

コラム①では、不誠実な人を見抜くポイントについてご紹介しました。また、不誠実な人に振り回される3つの原因とその対処法についても解説しましたね。今回は、「自己主張を我慢してしまう」を解決するためのコラムです。

不誠実な態度には我慢せず自己主張を

不誠実な人に振り回されやすい人は、自分の気持ちを相手にどう伝えればいいのか混乱してしまう傾向があります。相手に不誠実なことをされた時には、我慢せず自分の気持ちを主張することが大切です。

自分の気持ちを相手にしっかり伝えるスキルとして、心理学の「アサーション」という分野で使われるテクニックを紹介していきますね。

アサーションで信頼できる人と人間関係を構築する

アサーションとは?

アサーションとは
「自分と相手を大切にする表現技法」
を意味します。

アサーション(assertion)を 英和辞典で調べると「主張」「断言」などの意味で紹介されているため、「強く自己主張をするスキル」 という印象を抱いてしまうかもしれませんが、そうではありません。

アサーションは、相手に自分の意見を押し付けるのではなく、自分のことも、相手のことも大切にする「自他尊重」の考え方です。

アサーションは、これまで行動療法や対人関係療法の一部として展開してきました。不誠実な人とのコミュニケーションにもかなり有効だと言えます。

気持ちを伝える時は「Iメッセージ」

アサーションでは、相手に気持ちを伝える方法が2種類あるとしています。

「Iメッセージ」
Iメッセージは、自分の気持ちを相手に伝える時に主語を「私は…」にして文章を考えます。相手の権利を守りながら、自分の気持ちを丁寧に伝えることができます。例えば、

・わたしは~だと思う
・わたしは~と感じている
・わたしは~が嫌だ

といった表現がIメッセージに当たります。相手に何かを指示するのではなく、自分の考えを述べることで相手の自発的な行動を促します。

「YOUメッセージ」
YOUメッセージは、主語を「あなたは…」にして伝える考え方です。相手に批判的な印象を与えるため、強く断りたい場合に有効です。しかし、人間関係が壊れやすいので原則としてはあまり使いません。具体的には、

・〇〇さん~はどうせやらないでしょ
・〇〇さんの言い方はダメ
・(〇〇さんの行動を)やめてください

などの表現がYOUメッセージに該当します。相手自身のことを決めつけるような言い方となりますが、その反面、ストレートに相手に伝わります。基本的にはIメッセージを使っても相手が態度を変えない場合に、活用していきましょう。

主語を「あなた」から「私」に変えるだけで 批判的な印象が無くなり、プラスの印象を持った文章になります。自分の意見を伝えるときには、主語「私は~」にして気持ちを我慢せず伝えてみてくださいね。今回はIメッセージをわかりやすく練習するためにYOUメッセージも使った例題で具体的に説明します。

Iメッセージで気持ちを伝える

IメッセージとYouメッセージの使い分け

IメッセージとYouメッセージは状況によって使い分けることが大切です。しかし、どちらを選べばいいかわからなくなる時がありますので、ここで1つ基準をご紹介しましょう。以下の4つのステップで適切なメッセージを選ぶことができます。

Step1:自分の気分や考えを確認する
Step2:Iメッセージ 、Youメッセージを思い浮かべる
Step3:どちらで伝えるか決める
Step4:場所や相手を決めて表現する

講座にいらっしゃった生徒さんの事例をもとに4つのステップの流れを具体的に見ていきましょう。

********事例*******

大学生のAさんには親しい仲の友達が4人います。いつも一緒に過ごしていたのですが、ある日を境に避けられてしまいました。Aさんは、理由もわからずに自分が何か気に触ることでもしただろうか?深く悩んでいます。そこでこの状況から抜け出すためにIメッセージで伝えるワークをやってみることにしました。

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STEP1:気分や考えの確認
避けられてさみしい、辛い、悲しい、
関係を改善したい、無視はひどい

STEP2:Iメッセージ Youメッセージを思い浮かべる
Iメッセージ
⇒「わたしはなぜか避けられていて、今とても辛い」

YOUメッセージ
⇒「○○さん!!無視はやめて」

Step3:どちらで伝えるか決める
最初は相手の考えを尊重してIメッセージから使おう。Youメッセージは人間関係が壊れる可能性があるので、最終手段。

Step4:場所や相手を決めて表現する
Aさんは、比較的話しかけやすいBさんがひとりの時に「わたしは何故か避けられていて、今とても辛い」と伝えました。返答はありませんでしたが、AさんのIメッセージを最後まで聞いてくれたようです。すぐに仲直り!とまではいかなかったみたいですが、今では挨拶はお互いできるようになりました。

ポイント♪
友人がに伝えるのが難しい場合は、別の友人、先生、上司、家族など伝え、悩みの相談に乗ってもらうのもOkです ひとりで抱え込んでしまうのは絶対NGです。少しでも周りからのサポートを求めるようにしましょう。

「Iメッセージ」を実践しよう!

それでは、次はみなさんの番です。以下の4つのステップを参考に、自分の問題で考えてみましょう。

Step1:自分の気分や考えを確認する

Step2:Iメッセージ Youメッセージを思い浮かべる

Step3:どちらで伝えるか決める

Step4:相手や場所を決め、表現する

 

Iメッセージでマイナスの気持ちも上手に伝える

Iメッセージで気持ちを伝えよう

今回は、Iメッセージを使った気持ちの伝え方を考えていただきました。いかがでしたか。

Iメッセージは、日常何気なく使っている表現ですが、しっかり自分の気持ちを伝えるために、改めて意識してみてくださいね。

なお、相手の態度があまりに不誠実な場合は、YOUメッセージをお守り代わりに使うのもOK!YOUメッセージは、本当に困ったときに、自分を守る方法にもなりますよ。

次の誠実な人コラムでは、「過剰な自責を緩める」ついてご紹介します。お楽しみ!

★不誠実な態度にはしっかり自己主張!Iメッセージで気持ちを伝えよう

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Iメッセージで気持ちを伝えよう