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相手と線引きをして誠実な人と出会う方法を臨床心理士が解説しています

誠実な人


誠実な人と出会う方法「相手と上手な線引き」をする方法④

コラム③では、不誠実な人と上手に付き合う方法として「過剰な自責を緩める」について解説しました。偏った自責思考は、客観的な視点で改めて見直すことで修正ができます。3つのポイントを元に対処していきましょう。

今回は、「上手な線引きをする」についてのコラムです。

過剰な援助は危険?

相手を助けてあげたいと思う気持ちはだれでもありますよね?しかし、その援助が過剰になってしまうと、不誠実な人に振り回されてしまう可能性があります。

「この人は私がいないとダメだ」
「私の助けがないと厳しい」

など、過度に相手を援助してしまうことはないでしょうか?

適度に相手を助けることは大事ですが、その援助意識が過度になってしまうと相手が依存的になってしまいます。

相手の依存が強くなると、その要求に過剰に応えるようになり、結果誠実な人と出会う機会を失ってしまいます。

上手な線引きの方法

過度な援助をしすぎないようにするには、どこまで援助するのかを線引きすることが大事です。相手の要望があっても、決めたこと以上の援助をする必要はありません。

不誠実な人に振り回されてダラダラと付き合っていくのではなく、上手に線引きをして誠実さのある人間関係を作っていきましょう。

上手な線引きで信頼できる人を見分けよう

不誠実さに振り回される事例

では、不誠実な人に振り回されてしまった事例を用いて考えてみましょう。

<花子さんの事例>
・20代前半の女性
・断ることが苦手
・学生である太郎さんと1年お付き合いをしている
・太郎さんは学費を捻出するために苦労している

学生である太郎さんは学費の支払いが厳しく、恋人である花子さんにお金を貸してほしいと何度か頼んでいます。夢に向かって頑張る太郎さんを応援したいと思い、お金を貸し続けていました。しかし、いつになったら返済してくれるかはわかりません。その後も太郎さんに言われるがまま、何度もお金を貸してしまいました…。

不誠実な人に援助して振り回されてしまう事例このように、相手の要求に言われるがまま、過度に援助をしてしまうと、ダラダラと不誠実な関係に振り回されてしまいます。ある程度、線引きをして条件を設定していく必要があります。

例えば、
「10,000円までにする」
「3日以内に返してもらう」
など、条件を具体的にして宣言するといいですね。

次に、過度な援助を防ぐための方法について練習問題を解きながら考えていきましょう。

条件設定で上手な線引き

では、過度な援助にならないための、条件設定について解説をしていきたいと思います。

練習問題
先ほどの花子さんの事例で考えてみましょう。

・太郎さんを応援したい気持ちが金銭的援助に
・返済の条件を設定していない
・要求されるがままお金を貸している

では、過度な援助にならないようどういう線引きが必要でしょうか?お金を貸す前に付ける条件を2つ考えてみましょう。

条件1「            」
条件2「            」

 

 

解答例
条件1「 貸す金額の上限を決める  」
条件2「 いつまでに返済するかを決める  」

このように、お金を貸す前にしっかり条件を決めて、援助できる限界を決めておくことが大事です。誠実な人であれば借りるときに金額を決めたり、返済の期日をきっちりと伝えるものです。

そうでなければ、しっかりと線引きを決めてダラダラと不誠実な対応に振り回されないように注意しましょう!

援助意識が高い人はしっかりと線引き

練習問題はいかがでしたか。不誠実に振り回されないためには、過度な援助にならないよう線引きを決める必要があります。

特に、「断ることが苦手だ…」「困っている人がいるとつい助けたくなる…」という人は、しっかりと線引きをして関わるとよいでしょう。

次回はこれまでの、「誠実な人コラム」のまとめをしていきたいと思います。

★援助の線引きを決めて「誠実な人」「不誠実な人」を見分けよう!

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上手な線引きで誠実さのある人間関係を築こう