>
>
>
親近感を高める自己開示3つのポイントを解説

親近感を高める自己開示3つのポイント!④

コラム③では、親近感を高める方法として「共感力を高める」について解説しました。練習問題に取り組みながら、共感力を高める3つのポイントを身に付けてくださいね。

今回は、親近感を高める方法の1つ「積極的な自己開示」をご紹介します。

自己開示と親近感

親近感はお互い高めあっていくことが大事です。あなただけでなく、相手にも自分に対して親近感を持ってほしいですよね。ここで大事なのが「自己開示」です。自己開示をすると、相手もあなたと類似した部分を見つけ、親近感を育ててくれます。

逆に自己開示をせず、「何者かわからない」ような状況では下図のように警戒されて親近感を育てるどころではなくなってしまいます。

自己開示にはレベルがあります。

軽い自己開示は、好きな食べ物や、趣味の話が当たります。初対面から中程度の関係においては軽い自己開示から始めると良いでしょう。

深い自己開示は人に自分の心を打ち明けること、自分の生い立ちを伝えたり、気持ちや考えを伝えることです心理学者のジェラード(1958)は「親密な自己開示をし合った人同士が親しい間柄になった。」という報告をしています。

また、葛西ら(2003)による研究では、「カウンセリングにおいてクライエントは適切な自己開示を行うカウンセラーに対して,より『親近感』をもつことが検証できた」と報告しています。

つまり、自己開示は段々と深くするほうがより親近感を感じてもらうことができると言えます。そして、親しい間柄になれるということです。

自己開示で親近感を高めていこう

親近感を高める自己開示のポイント

ここからはお互いの親近感を向上させる『自己開示』のポイントご紹介していきます。具体的には心理学者の國分(1995)の主張を参考に、特に重要な3つをご紹介していきたいと思います。

ポイント①
事実の自己開示
まずは事実の自己開示を行います。初対面から考えると、住所・出身・仕事・好きな食べ物・好きな本・趣味・家族関係・悩み・恋愛このような形で話題が進んでいくのが基本となります。

相手はあなたについて「どんな環境に住んでいるのか」・「どのような生い立ちの人なのか」などの情報を得ることになります。そうすることで、自然と安心感が生まれ、親近感も高まっていきます。

ポイント②
感情の自己開示
自己開示は「事実だけ」では弱いと言えます。単純な事実だけではなく、「感情」も自己開示をするように心がけます。

NG「私の出身は鳥取県の倉吉です」
→これだけでは50点です!

OK「私の出身は鳥取県の倉吉で、心の故郷です。毎年夏には必ず帰るぐらい大好きです」

→このような形で感情表現も大事にしましょう!情報だけの自己開示は50点、感情の自己開示もプラスするとあなたの人となりが分かり、お互いの親近感を育てやすくなります。

 

自己開示2つのポイント!親近感を高めていこう

 

練習問題で習得しよう!

先ほどご紹介した方法を踏まえながら練習問題を進めていきましょう。

問題1

あなたの住所について自己開示をしてみてください。

 

解答例

NG
私が住んでいるのは横浜です。

OK
私が住んでいるのは横浜の大口というところです。昔ながらの商店街があり、お散歩するだけでも新しい発見がたくさんあります。大口に来たときはぜひ商店街にきてください♪めっちゃお勧めですよ。

*事実だけだなく、感情を含めて自己開示できたらOKです

 

問題2

どんな食べ物が好きですか?と質問されました。自己開示をしてみてください。

 

解答例

NG
塩焼きそばです。

OK

塩焼きそばが大好きです!半年前にスーパーでたまたま見つけて食べてみたら、シンプルなんですが止まらなくなるぐらいおいしいです。野菜もたっぷり食べれるので健康的になれます。

*事実だけだなく、感情を含めて自己開示できたらOKです

 

問題3

どんなお仕事(学生の方は勉強)をしていますか?と質問されました。自己開示をしてみてください。

 

解答例

NG
私はITエンジニアをしています。

OK

私はITエンジニアをしています。今6年目になりますが、ITは本当に可能性がある業界なので、日々ワクワクしながら仕事をしています。

*事実だけだなく、感情を含めて自己開示できたらOKです

トレーニングをして自己開示をスムーズに

練習問題はいかがでしたか。「事実+感情」をポイントとして押さえてくださいね。自己開示をしていくことで、親近感を高めていくことができます。親近感を高めて、より良い人間関係を築き上げていきましょう!

次回は、親近感コラムのまとめとしてお伝えしておきたいポイントをご紹介していきます。一緒に確認していきましょう!

★自己開示をすると親近感を感じる!自己開示=事実+感情がポイント

次のコラムへ進むボタンはもう少し下にあります。コラムだけでなく心理の専門家の講義を受けてみたい!という方は下のお知らせをクリックして頂けると幸いです。私たちが講義をしている講座となります。

*出典・引用文献
葛西 真記子・徳永 啓牟 2003 カウンセラーの「適切な自己開示」に関する研究 一試行カウンセリングを通して一鳴門教育大学研究紀要 18,67-75.
國分康孝 1995 「なりたい自分」になる心理学 三笠書房.



3つのコツを身に付けていこう