>
>
>
失恋から立ち直る方法「やりたいことに打ち込む」ためのコツを解説

失恋から立ち直る方法④「やりたいことに打ち込む」

コラム③では、失恋から生じてしまう問題の原因の1つ「助けを求められない」の解決策としてソーシャルサポートの活用をご紹介しました。辛い気持ちは一人で抱え込まず、周囲と一緒に解決を目指していきましょう。

今回は原因の1つである「恋愛の事しか考えられない」を解決するためのコラムです。失恋したことについて、恋愛の事しか考えられないことには「やりたいことに打ち込む」ことが効果的です。成功例・思考のポイント・練習問題を交えながら紹介していきます。

やりたいことに打ち込んで失恋から立ち直る方法について解説

思考を操作して失恋から立ち直る

人は何か大きなことが起きた時には、しばらくの間そのことで頭がいっぱいのなってしまいがちです。それは、失恋においても同じことで、しばらくは失恋のことで頭がいっぱいになってしまいます。

これは、ごく一般的な事で大きな問題でありませんが、傾向が強すぎてしまうと、本来の日常生活を送ることが困難になってしまいます。

このような状況の時は、仕事や趣味などの自分がやりたいことや、やるべき事に打ち込むことで、考えや思考を見直すことができます。

失恋のことで頭がいっぱいになっている時には、あえて仕事や趣味などのやりたいことに打ち込むことで、失恋から立ち直ることができます。

失恋以外に目を向けることが大切

失恋からの立ち直りについて、浅野ら(2010)は以下のような研究結果を報告しています。

この論文では、「回避型コーピング」が「心理的離脱」を促進し、「首尾一貫感覚」を高めるという結果が出ています。

失恋以外に目を向けることで立ち直る方法を解説

それぞれの用語を紹介します。

回避型コーピング
何かに夢中なった。スポーツや趣味に打ち込んだ。
心理的離脱
失った愛着対象(恋愛相手など)との愛情関係を、すでに終わったものとして心理的に受け入れること。
首尾一貫感覚
ストレス対処能力の一つ。

何かに夢中になったり、失恋から遠ざける行動が回避型コーピングです。この研究の中では、回避型コーピングの種類として、特に「気晴らし」を項目にしています。

つまり、失恋といったん距離を置いて、やりたい行動をすることで、そのストレスをうまく対処していけるということが言えます。

やりたいことを見つける

やりたいことなどを見つけて、それに没頭する。そうすることで、失恋を克服できることはわかりました。しかし、そう簡単にやりたいことを見つけることは意外と難しいと思います。

そこで、以下にやりたいことが見つかる手掛かりとなるものをまとめてみましたので、参考にしてください。

・新しいことに挑戦する。
・以前やっていたものを再開する。
・今やっていることに熱中する。
・仕事に力を入れる。
・話題のものに挑戦してみる。

などがあります。ご紹介した手掛かりから、ぜひ自分に合ったものを見つけてみてください。

自分に合った失恋から立ち直る方法を見つけよう

練習問題!立ち直る手掛かりを

先ほどご紹介した手掛かりを踏まえながら練習問題を進めていきましょう。

以下に「失恋場面」を挙げますので、ご紹介した手掛かりを参考にやりたいことを考えてみましょう。

練習問題
先月交際していた異性に呼び出され、唐突に別れを告げられてしまいました。その日以降そのことばかり考えてしまって、頭がいっぱいです。考えれば考えるほど、あの時こうしていればとか、自分がどうしてればとかと考えてしまって、とても苦しいです。そのため、仕事が思うように手につきません。

 

解答例
⇒無理やりにでも仕事に没頭してしまう。うまくいけば仕事の効率も良くなり、職場での信頼関係も良くなる。そうしていくと、仕事もドンドン増えて、さらに仕事に没頭できる。

今までの経験から導かれるものや自分に合ったものを見つけてみてくださいね。

没頭できる事を見つけて失恋から立ち直ろう

まずは、はじめてみよう!

練習問題はいかがでしたか。失恋から立ち直るのが難しい…と思った時には、こういった手掛かりを使って、やりたいことをしていきましょう。

やりたいことや没頭できるものは、探してみると意外に身の回りに多くあります。「今の自分にピッタリなのはどんなものがあるだろうか」と自分に問いかけ、とにかく実践してみることが大切です。

ご紹介した手掛かりをもとに、やりたいことや没頭できるものを見つける練習を繰り返す事で、失恋から立ち直ることができるでしょう。

次回は、失恋コラムのまとめとしてお伝えしておきたいポイントをご紹介していきます。失恋から立ち直る方法を一緒に確認していきましょう!

★まずはやってみる!やりたいことに没頭するのも失恋から立ち直る方法の1つ

次のコラムへ進むボタンはもう少し下にあります。コラムだけでなく心理の専門家の講義を受けてみたい!という方は下のお知らせをクリックして頂けると幸いです。私たちが講義をしている講座となります。

*出典・参考文献
浅野 良輔・堀毛 裕子・大坊 郁夫 2010 人は失恋によって成長するのか パーソナリティ研究 18, 2, 129-139.
山下 倫実・坂田 桐子 2008 大学生におけるソーシャル・サポートと恋愛関係崩壊からの立ち直りとの関連 教育心理学研究 56,57-71.