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愛情表現の言葉が少ない,しない彼氏・彼女

愛情表現の言葉が少ない,しない彼氏・彼女への対策

こんにちは!公認心理師の川島です。
今回のテーマは
「愛情表現が少ない問題」
です。


当コラムの目標
・彼氏,彼女の愛情表現が少ない
・愛してると言ってくれない
・体の関係が減っている

全体の目次
愛情とは何か?
三角理論
様々な研究
自分でできる努力
相手に要求すること
助け合い掲示板

はじめに

私は心理師として、日々様々な相談を頂いています。その中でも、恋愛、夫婦関係においてパートナーからの愛情表現の不足に悩む方は本当に多いです。愛情表現-ない,少ない

心理学の世界では、愛情表現の豊かな生活は、自己肯定感の向上、信頼関係の向上につながることがわかっています。逆に言えば、愛情の少ない日常は心の問題を抱えやすくなってしまうのです。

当コラムでは愛情表現をもらえない…というお悩みを改善する方法を解説していきたいと思います。

愛とは何か?

愛の三角理論

まず初めに「愛」とは何かを考えていきましょう。心理学者のスタンバーグ(1986) は、愛には以下の3つの形があるとして、愛の三角理論を提唱しました。

親密さ(intimacy)スタンバーグ,愛の三角理論

感謝をする お互いを思いやる 共感しあう 励ましあう 理解しようとする

情 欲(passion)

性的な関係を結びたいと思う 嫉妬をする ドキドキする感じ  

責任(commitment)

責任感を持つ 約束をする 決意を固める 没入する 

スタンバーグはこれらの3つの条件がきちんとそろうと、完全な愛になると主張しています。もし1つでもかけていくと愛の形は不安定になっていくとされています。

不安定な愛のカタチ

不安定な恋愛の例を考えてみましょう。

・情欲と責任感はある
・一方で親密さがない

体の関係はある、そして責任をちゃんと持ってくる。だけど、休日どこか一緒に出掛けて笑い合ったり、お互いの悩みを共感しあうことがありません。これではどこか心に穴があいたような感じになってしまいます。

・親密さと責任感はある
・一方で情欲がない

一緒に出掛けて楽しく遊べる、そして責任をちゃんと持ってくる。だけど、だけど、体の関係がもう3年ない…すごくいい人なのだけど、異性として見られていない感じが悲しくなってしまうかもしれません。

おそらくですが、彼氏や彼女からの愛情表現が不足している…と感じる方は3つのうちどれかが不足していると感じているのではないでしょうか。

愛情表現,不足

愛情表現が少ない,ない問題

愛情表現が少な状い態だと実際に、どのような問題が起こるのでしょうか?心理学における研究をいくつか紹介します。気になる項目を展開してみてください。

愛情表現の1つに感謝があります。ありがとう、助かった、いつも感謝している これらの言葉がパートナーからなくなってきたら要注意です。

Allen W. Barton(2015)ら米国ジョージア大学の研究チームは、468組の夫婦を対象に感謝の表現が結婚関係にどのような影響を与えるかを調べました。

以下の図は、男性の離婚のしやすさに関する結果です。

感情の表現と離婚のしやすさ

図のように、感謝表現が低い夫婦の男性における離婚のしやすさは高いことがわかります。愛情表現の1つである感謝を日常的にする習慣をつけるとお互い末永く関係を続けて行けそうですね。

張(2015)の研究では、両親の争いに巻き込まれた子どもたちは、不機嫌・抑うつ・無気力などの深刻な問題を抱える危険性が高くなると述べています。

夫婦喧嘩と子供の心理的ストレス反応夫婦喧嘩が子供の成長や教育、人格形成に悪影響を与えてしまう可能性があるため注意したいですね。

また、菅原ら(2002)が1,360名の母親を対象に、夫婦関係が子どものメンタルヘルスにどのような影響を与えるか調査したところ「父親と母親がお互いに愛情を持っている」場合、家族の雰囲気がよくなり、子どもの抑うつ傾向が低くなることが示されています。

このように夫婦関係が、子どものメンタルヘルスに影響を与える事から、夫婦関係を良好に保ち喧嘩をなるべくしないようにすること大切です。

夫婦の愛情表現と子供への影響

 

愛情表現-自分の努力

ここからは愛情不足を改善する対策を考えていきたいと思います。具体的には

・自分の努力として

 親密性の努力
 情欲への努力
 責任感を持つ

・パートナーへの要求として

 前向きな提案
 アイメッセージを使う
 限界設定をする

を解説していきます。まずは前者の自分ができる努力を考えていきましょう。

親密性の努力

恋愛は自分自身の写し鏡のようなところがあります。

貴方が共感的でなければ、相手の共感をやめてしまいますし、あなたが肯定的でなければ相手は否定的になっていくものです。

会うたびに相手を責める、否定的なことを言う、このような状態では親密さを育むことは難しいです。まずは自分自身のコミュニケーションを磨くように努力していきましょう。愛情不足‐コミュニケーション能力

容姿はどうしでも加齢とともに衰えていく面も出てきますが、コミュニケーション力は磨き続けることができます。

是非生涯を通じてコツコツ努力して、素敵な男性,女性になりましょう。以下コミュ力UPにおススメのコラムを提案させていたきます。

後程クリックしてみてください。

*関連コラム
愛情表現の基礎-ストローク法
共感力UPコラム
お互い感謝をする
会話が続かない問題を改善

 

情欲への努力

身体的な魅力を維持していくのもやはり大事なことです。身体的魅力は年齢と共に衰えてしまうものですが、体形の維持、清潔感、ファッションセンスは自分の努力の責任です。愛情不足,情欲

私たちは動物としての本能を持っています。体重を維持する、服装に気を使うことは親しい関係でも大事なことです。身体的な魅力を維持する努力は継続していきましょう。

下記のコラムではセックスレスの問題について解説しました。性的な問題がある場合は参考にしてみてください。

欲求不満への対処法

責任感を持つ

責任感は覚悟でもあります。相手を裏切らない、浮気をしない、傷つけないという覚悟は、相手に伝わります。そしてその積み重ねが信頼の深さとなり、愛情が返ってくるのです。

私たちは人間ですので、パートナー以外の人と、かわいいな、かっこいいなと感じることはあると思います。ただその度に、関係を結んでいたらいつまでたっても、責任感が育たず、責任感という愛情のピースが欠けた状態になってしまいます。

そういった行動は自分にも結局は帰ってくるのです。

とはいえ、相手だけ!!!と眉間にしわを寄せて自分を追い込む必要はありません。例えば、相手に迷惑にならない程度の息抜きは良いと思います。好きな俳優さんのドラマを見る、距離をおいてかっこいいな、かわいいなと思う。これぐらいはもちろん大丈夫でしょう。

しかし、行動に出てしまうのはやはりルール違反です。この辺の線引きを自分自身でしっかりと挽くようにしましょう。ちゃんと自分をコントロールするのも愛情の1つなのです。

 

愛情の求め仕方

あなた自身のコミュニケーションが改善すると、自然と相手の問題も改善していくことがあります。そうなったら万歳ですね。

一方で、相手の愛情不足が改善されないこともあります。その際に大事なことは、きちんと自分の気持ちを伝え、相手の努力を促すことも大事です。

まずは前向きに提案

相手に要求をするときは、基本は相手が受け入れやすい表現をしていくことです。最初は前向きな表現で提案してみるといいですね。

・お互いに「ありがとう」という習慣をつけるともっと楽しくなると思うけどどうかな?
・週に1回は外食して、一緒にお出がけいて、会話を楽しもうよ♪

など前向きな提案の方が喜びやすいです。提案をする際は、相手が得するような言い方をぜひ心がけましょう

アイメッセージで伝える

前向きな提案でも相手がなかなか変わってくれないときがあります。その際は

・「ありがとう」がなくて悲しい
・会話がなくて悲しい
・セックスがなくて残念に思う…

愛情表現,ない彼氏

と自分の心情をきちんと伝えることが大事です。相手を責めるような言い方をせず、あくまで自分を主語にして、「私は…」という表現を使って自分の状況を伝えるようにしましょう。

勇気がいることですが、言わなければいつまでも問題は続きます。あなたはあなたの気持ちを大事にする権利があるのです。気持ちを表現するのが苦手…と感じる方は以下のコラムを参考にしてみてください。

*関連コラム
アイメッセージの使い方

限界を設定をする

あなたが勇気を出しても相手が態度を変えてくれない場合は、最後の手段で限界設定を相手に宣告することになります。できれば避けたい自体ですが仕方がありません。

・ありがとうと言えない人とは
 一緒にいることができない
・月に2回はデートをしないと別れることになる
・月に1回は営みがないと耐えられない

このようにあなたの限界をきちっと相手に伝えておくとが非常に大事です。限界設定の仕方については下記のコラムを参考にしてみてください。

限界設定コラム

 

愛情表現コラムはいかがでしたか?皆さんがパートナーと親密な関係を継続していけることを願っています。

最後にお知らせがあります 私たち公認心理師・精神保健福祉士は、暖かい人間関係のある社会を創ることを目的として、コミュニケーション講座を開催しています。

もしコラムを読んでみて、もっと心理学を学習したいと感じたら、下記の看板をクリックしてみてください。是非お待ちしています(^^)

人間関係講座

助け合い掲示板

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コラム監修

名前

川島達史


経歴

  • 公認心理師
  • 精神保健福祉士
  • 目白大学大学院心理学研究科修士

取材執筆活動など

  • AERA 「飲み会での会話術」
  • マイナビ出版 「嫌われる覚悟」岡山理科大 入試問題採用
  • サンマーク出版「結局どうすればいい感じに雑談できる?」
  • TOKYOガルリ テレビ東京出演


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Sternberg, R.J.  (1986). A  triangular  theory of  love. 
Psychological Review, 93, 119-135.