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スピーチで使える8つのコツで魅力的な話し方・見せ方へ

スピーチ,コツ


スピーチのコツ!魅力的な話し方・見せ方になる8つのポイントを紹介④

魅力的なスピーチパフォーマーに!

 コラム③では、スピーチのコツの1つ「スピーチの基本構成を覚える」についてお伝えしました。「スピーチの目的・テーマをはっきりさせる」「序論・本論・結論の3つの基本構成で考える」がポイントでしたね。これでスピーチ原稿はバッチリです!

今回は、スピーチのコツの3つ目「話し方・見せ方を工夫する」についてお伝えします。

残念な話し方・見せ方を改善しよう!

魅力的なスピーチのコツスピーチの内容がどんなに素晴らしくても伝え方で損をしているという人は、案外多いものです。

藤原(1986)や大神(1999)、Snyder(2010)による研究では、発話内容以外の非言語表現の仕方で印象や評価に違いが出てくるという結果が出ています。

普段での会話はもちろん、スピーチやプレゼンの場面での話し方や表情は伝えるための大切な手段です。魅力的なパフォーマンスによって、スピーチに内容以上の説得力や信頼感を持たせることも可能なのです。まずは、基本を押さえて練習を積み重ねていきましょう。

 

話し方・見せ方で魅力的なスピーチを

それでは、「話し方」と「見せ方」について、それぞれ4つの改善ポイントを見ていきましょう。

スピーチでの話し方のコツ

【話し方】4つのポイント

①大きな声でハキハキと話す
スピーチの声の大きさは、
・遠くに聞かせるイメージを持つ
・第一声を特に大きい声で
の2点を意識しましょう。

遠くに聞かせるイメージを持つと自然と大きな声が出やすいので、聞き手で一番遠くの人に話しかけるつもりでスピーチをしてみましょう。また、はじめの第一声が大きいと、聞き手に肯定的な聞く姿勢を持ってもらえ、全体的にも良い印象を与えやすくなります。

②落ち着いてゆっくり話そう
スピーチでの話す速度は、極力ゆっくりを心がけましょう。ゆっくり話すことを意識すると余裕があるように思われ、言葉にも重みが出ます。相手が聞き取りやすいスピードは、1分間に300文字前後だと言われています。相手が聞き取りやすく、理解しやすいスピーチの速度を意識してみましょう。

③言葉と言葉の「間」を大切に
句読点のところで、「1〜2秒の間」を入れながら話すとスピードが上がりにくくなります。聞き手にとっても「間」があると、内容も頭に入りやすくなり、次の言葉にも集中しやすくなります。また、間をもたせるために「え〜」や「あの〜」等の余計な言葉を言う癖があると、聞きづらい上にたどたどしい印象を与えてしまいます。「間」を恐れずに、ぐっとこらえて心の中でつぶやくようにしましょう。

④抑揚をつけてメリハリ意識
声の強弱・緩急を工夫してメリハリのある話し方しましょう。例えば、始めはゆったりと落ち着いたトーンで淡々と始まり、スピーチが進むにつれて若干スピードを上げていくと臨場感が出てきます。

そして、重要なメッセージ部分は強調して印象付けましょう。スピーチはゆっくり話すことが基本ですが、単調だと催眠術のように聞き手の眠気を誘ってしまいかねませんので気を付けましょう。

 

スピーチの見せ方のコツ【見せ方】4つのポイント

①自然な笑顔
スピーチでは親しみやすい自然な笑顔が基本です。表情と声はリンクするものなので、笑顔の明るい表情だと声にも表情が出て聴きやすくなります。さらに、スピーチ内容に合わせた喜怒哀楽や真剣さ等、豊かな表情だと聞き手の共感も得やすくなります。まずは、目をしっかり開いて、少し口角を上げ、笑顔を作る練習からしてみましょう。

②聞き手と視線を合わせる
聞き手一人一人とアイコンタクトを取りながら、「自分たちに話してくれている」という感覚を持ってもらいましょう。目線を下に向けたまま、聞き手と全く目を合わさず淡々としたスピーチになってしまうと、聞き手のやる気は次第に薄れてしまいます。

人数が多い場合は、全体をいくつのエリアに分けて目線を移していきましょう。そのようにすることで、全体を見渡しているようになり、余裕のあるスピーチに見せることができます。

③堂々とした姿勢を保つ
背筋がピンと伸びた姿勢の良いスピーチは、自信を感じられ好印象です。逆に、姿勢が悪いだと、消極的な印象を与えてしまいます。また、猫背になり目線が下向きのまま声を出すと、暗く低めの声になるのに対し、背筋を伸ばし目線が少し上向きのまま声を出すと、明るく高めの声になります。しっかり背筋を伸ばして胸を張り、ほんの少しだけアゴを引いてキレイな姿勢を保ちましょう。

④身振り手振りを上手く使う
聴衆を引き込むためには、ジェスチャーやボディランゲージといった適度な身振り手振りが効果的です。やる気や一生懸命さをアピールできるので、意識的に使っていきましょう。

具体的には、
・数字は指で示す
・大小や時間軸を手の幅で表現する
・キーワードを手で強調する
(例:お・も・て・な・し)
など、自然にゆったりと、意味のある動きを取り入れていきましょう。

動画撮影でスピーチの練習を

ポイントが分かったら、自分自身のスピーチをスマートフォン等の動画撮影をして、ポイントができているかチェックをしてみましょう。

コツは、目の前に聴衆がいると思って、やってみることです。客観的に自分のスピーチを見るというのはなかなか気恥ずかしいかもしれませんが、繰り返し練習をしていけばスピーチ力は確実に磨かれてきます。ぜひ、スピーチの「話し方」「見せ方」一つ一つを意識して、みるみる見違えていくのを実感してください♪

 

心に響くスピーチで自信を!

スピーチに自信を付ける方法スピーチやプレゼンは、大勢の前で「発表する」「一方的に話す」というものではなく、聞き手・聴衆との双方コミュニケーションです。うまく喋ろうとすることも大事ですが、聞き手の心に響くスピーチを自分の言葉で伝えようとすることが何より重要です。

藤木(2009)の研究にも、「『聞き手に話しかけている』という認識を持つことが、スピーチに対する最終的な自信上昇の要因として一番高い」という結果があります。聞き手との気持ちの通じ合いやコミュニケーションを実感できることではじめて、自信にも繋がっていくのです。

次回のコラムは、スピーチコラムのまとめです!スピーチのコツを再確認していきましょう!

★スピーチの印象は非言語表現で変わる!話し方・見せ方の改善点を意識しよう

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人間関係講座

*出典・参考文献
藤木美奈子・前川志津・勝又恵理子(2010)「スピーチに対する自信は何によってもたらされるか―授業内容との関係から―」Obirin today教育の現場から10,49-64,2
樋口匡貴・南谷のどか・藏永瞳・深田博巳(2007)「スピーチ状況における“あがり”の対処法とその効果」広島大学心理学研究第7号pp.93-101.
藤原武弘(1986)「態度変容と印象形成に及ぼすスピ-チ速度とハンドジェスチャ-の効果」心理学研究,57,200–206.
矢野香(2015)「『話しの上手さ』に対する学生と社会人と人事担当者の判断要因の相違」日本大学大学院総合社会情報研究科紀要No.16,197-207
スナイダ―美枝 (2010)「発表の身体動作について:非言語コミュニケーションとしてのスピーチ」桜美林論考言語文化研究, 27, 309–323.
野口敏(2014)「一瞬で心をつかむ話し方「気持ち」を伝えて「信頼」を勝ち取る74のテクニック」学研プラス
ジェレミー・ドノバン(2013)「TEDトーク 世界最高のプレゼン術」新潮社
佐藤綾子(2014)「非言語表現の威力 パフォーマンス学実践講義」講談社現代新書



4つのポイントで改善しよう