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相手になってシンパシーを向上させよう

シンパシーを高める方法「いったん相手になる」⑦

コラム①ではシンパシーについて概観していきました。シンパシーを鍛える方法としては、「①基本のオウム返し」「②感情の明確化」「③質問の考え方」「④非言語の読む」「⑤いったん相手になる」「⑥考え方を発見⇒共感法」「⑦励まし方のコツ」「⑧自分の話しをする」の8つでしたね。

今回は、⑤いったん相手になるについて解説していきます。

自分と相手はそこまで変わらない

シンパシーが感じられない場合、次の方法を試してみてください。それは、

「(いったん)相手になってみる」

ということです。具体的には「自分も同じシュチェーションになれば、同じ失敗をするかもしれない」など、いったん相手の悩みや状況に自分が遭遇した時を考えてみるのです。そのとき、自分の価値観はいったん忘れてください。

コラム①でお伝えした通り、シンパシーとは相手と完全に同じ気持ちにならなくても良いのです。「いったん」というのがミソで、全部理解しよう!ではなく、あくまでも「自分は自分だけど、いったん相手になってみよう」これでOKです。

ざっくりとした解説で少しイメージしにくいかもしれませんね。ここで、シンパシーを感じるのが苦手!という悩みを改善したAさんについてご紹介させていただきます。

共感力と自己愛

自己愛が過剰なAさん

カウンセリングにいらっしゃったAさんは管理職で、仕事は素早く有能です。しかし、その反面周囲とぶつかる癖がありました。

「こんな単純なこともできないの?」
「俺(私)ならケアレスミスしないよ」

と、相手を軽視した発言をすることも多かったため、部下からの信頼が地に落ち、管理職として上手く立ち回れなくなってしまいました。このAさん・・・非常に頑固で、自分が正しい!という結論からなかなか抜け出すことができませんでした。

共感力を高めた事例

Aさんは苦悩しながらも、カウンセリングで自分自身と向き合いました。その中で、いったん自分の立場を脇に置いて、相手の立場になって考えたのです。その結果、

自分も同じ状況になれば、理解できないことがあるかもしれない

自分も同じ状況になれば、ミスすることがあるかもしれない

とAさんは考えました。相手の状況を理解できたAさんは、実際の現場で頭ごなしに怒鳴ることがなくなり、

「○○が分からなかったんだ。誰かが丁寧に教えたわけではないから、分からないよね。私も一緒に対策を考えるから頑張ろう!」

と相手の気持ちに寄り添うできるようになったのです。Aさんはとにかく部下を否定するという姿勢が改善され、部下との関係が定着・キープした段階で、カウンセリングを卒業されました。

シンパシーを高める練習問題

それでは、ここでシンパシーを高める練習問題を行っていきましょう。以下の例文を読んで、いったん相手になってみる法を行ってみてください。

練習問題
あなたの親友は先日、大好きなパートナーからフラれてひどくショックを受けています。昨日、悩み相談を持ち掛けられたのですが、「別に良かったじゃん」「自由になれたね」とアドバイスしました。自分では親身になって相談に乗っていたつもりなのですが、親友から「君は分かってないな!」と怒られてしまいました。

いったん相手になって考えてみましょう
⇒「          」

 

解答例
いったん相手になって考えてみましょう
⇒「自分も彼女に別れを告げられたら、すぐには立ち直れないだろうな
  もう少し相手の沈んだ気持ちに共感するべきだったかも」

シンパシーはゆっくり高めよう

練習問題はいかがでしたか。「すぐに修正して改善」とはなかなかいきません。相手にシンパシーする言葉がけは、一朝一夕でできることではないのです。

人の気持ちを察してシンパシーを示すには、地道な努力が必要です。一歩一歩挑戦してくださいね(^^)まずはいったん相手になってみる!という事をベースとして意識してみてください。

次回は、考え方を発見⇒共感法についてご紹介します。

★自分視点を改めてシンパシーを改善!

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目次

①シンパシー‐概観
②簡易診断でチェック
③「オウム返しの基本」
④「感情の明確化」
⑤「質問の作り方」
⑥非言語の読み取り
⑦いったん相手になる
⑧考え方を発見⇒共感法
⑨「励まし方のコツ」
⑩「自分の話をする」

 

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コラム監修

名前

川島達史


経歴

  • 精神保健福祉士
  • 目白大学大学院心理学研究科修士
  • 社会心理学会会員

取材執筆活動など

  • AERA 「飲み会での会話術」
  • マイナビ出版 「嫌われる覚悟」岡山理科大 入試問題採用
  • サンマーク出版「結局どうすればいい感じに雑談できる?」
  • TOKYOガルリ テレビ東京出演


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