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寛容になるには?方法と対処法を紹介!

寛容になるには?方法と対処法を紹介!

はじめまして!作業療法士の石橋と公認心理師の川島です。
今回のテーマは
「寛容」
です。

  • 改善するお悩み
  • きつく当たりがち
  • 許せないことが多い
  • 罰を与えることが多い
  • 全体の目次
  • 入門①寛容さとは?
  • 入門②寛容の種類
  • 入門③寛容になるには?
  • 助け合い掲示板

入門①~③を読み進めていくと、寛容性についての基本的な知識と対処法が身につくと思います。

もし、もっと学んでみたいと思う方は初学者向け心理学講座でもぜひお待ちしています。

寛容性とは?

寛容性とは、

相手に加罰する権利をもつ被害者が加罰行為を控えること (Extine 2000)

と定義しています。つまり、相手に罰を与えることなく、許してあげることを言います。

寛容性の種類

心理学では、寛容性には2つの種類に分けられています。

内的寛容性
→相手を許してあげようと考えること

例えば、ミスをした部下に対して、心の底から許してあげることなどが挙げられます。

寛容行動
→罰を与えないように行動すること

例えば、部下がミスをしたから仕事の量を増やすなどのペナルティーを与えないことが挙げられます。

このように寛容性には、許すような“考え”と、罰を加えない“行動”の2つの要素があるということです。

では、寛容性が必要な場面とはどんな時でしょうか?

例えば、

部下がミスしたとき
恋人がデートに遅れたとき
店員がお釣りを間違えた

…など、相手に非があるときは、ついつい責め立てたくなりがちです。しかし、責め立てるばかりでは、すぐに対立を招いて、人間関係を悪化させてしまいます。

心の底から許す「内的寛容性」と、罰を与えない「寛容行動」は人間関係を構築するうえで、大事なスキルになってきます!

 

親しい人には寛容的

寛容性には相手が誰であるかも大きな要因です。高田・大渕(2009)では、寛容性と親密さについて調べています。

寛容性は先ほども説明した、「内的寛容」と「寛容行動」の2つを意味しています。

 

その結果、内的寛容と寛容行動は両方とも、親密度が高い方が寛容性が高いという結果になっています。

つまり、恋人や親しい友人など関係性が親密であるほど、人は寛容的に振舞う傾向があるということです。

 

寛容的になるには?

ここで寛容になるための方法について紹介したいと思います。

共感力
リフレーミング
ユーモアを使う

寛容には3つの視点が大事になります。それぞれを解説していきます。

①共感力

寛容には相手に対する共感力が大事です。相手のことを理解したり、共感することで許していくことにつながっています。

共感力をつけるためのコツは2つあります。

相手の状況を理解

相手に非があるとき、相手の状況を理解しないまま非難してしまいがちです。頭越しに否定するのではなく、まずは相手を理解することが寛容的になる第一歩です!

一度相手の立場になって考える

いちど相手の立場になって考えてましょう。相手が待ち合わせに遅刻した場合、もし遅刻したのが自分だったら?と立場や状況を置き換えてみましょう。

すると、自分も遅刻することがあるかもしれないと考え、強く非難することも少なくなるでしょう。

共感力をつけたい方は、こちらも参考にしてみてください!

②リフレーミング

リフレーミングとは、考え方の視点を変えて、新しい考え方の枠組みを加えることをいいます。寛容的になるためには、1つの考えだけでなく、様々な視点から考えることが必要です。

例えば、
「挨拶をしたら無視された」場合…

素直な感情
 →「無視をするなんて失礼な!」
リフレーミング
 →「相手は何か考え事をしていたのかもしれない」
  「自分の声が小さくて聞こえなかったのかもしれない」

など、さまざまな視点で考えることで、相手の行動にも寛容になっていけます。

リフレーミングの詳しいやり方はこちらでも紹介しています。

③ユーモアを使う

寛容であるためには、ユーモアも効果的であることを調査した研究があります。

菊地ら(2010)は大学生を対象に、遅刻してきた友人に対する寛容性と、ユーモアの関連について調べています。

その結果、ユーモアを使った方が、より相手に寛容になりやすい結果が出ています。つまり、寛容さにはある程度の笑いやユーモアも有効だということです。

 

まとめ+お知らせ

寛容コラムまとめ

寛容コラムの解説は以上となります。つい、相手に厳しく当たってしまうという人は、相手に対する寛容さが大事になってきます。普段は穏やかでも、心に余裕がなかったり、ストレスを抱えているときは、なかなか相手に寛容になれなかったりします。

そんな時は、共感性やリフレーミング、ユーモアなどを使って、心に余裕をもって過ごせると良いでしょう。

助け合い掲示板の活用

ページ下部には助け合い掲示板があります。お互いの悩みや経験談など相談してみましょう。*お互いを思いやったご投稿をよろしくお願いします。

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コラム監修

名前

川島達史


経歴

  • 公認心理師
  • 精神保健福祉士
  • 目白大学大学院心理学研究科修士

取材執筆活動など

  • AERA 「飲み会での会話術」
  • マイナビ出版 「嫌われる覚悟」岡山理科大 入試問題採用
  • サンマーク出版「結局どうすればいい感じに雑談できる?」
  • TOKYOガルリ テレビ東京出演


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引用文献

Extine, J. J. & Baumeister, R. F. (2000). Expressing forgiveness and repentance. In E.M. Mccullough, K. 1. Pargament, & C. E. Theresen (Eds), Forgiυeness: Theory, research, and practice. New York: The Guilford Press. pp. 133-155

菊地史倫,佐藤拓,阿部恒之(2010) ユーモア知覚が過失に対する寛容さに及ぼす影響
日本感情心理学会17(3), 236

高田奈緒美,大渕憲一(2009) 対人葛藤における寛容性の研究: 寛容動機と人間関係 社会心理学研究 24,3 208-218