>
>
>

信頼関係を上手に築く立ち振る舞い4つのポイントを解説

信頼関係


信頼関係を築く方法!相手に好印象を与える4つのコツ-心理の専門家が解説③

信頼関係を築きやすく

コラム②では、信頼関係を築く方法の1つ「信頼関係=根拠なしでも信じる勇気」について考えました。信頼する習慣があれば、信頼すべき相手を見抜ける傾向にあるということがわかりましたね。そんなの無理!と言われそうですが、根拠がなくても人を信じることを少しだけ意識してみましょう!

今回は、信頼関係を築く方法の2つ目「自分の振る舞いで信頼度UP」についてご紹介します。

信頼関係には自分の振る舞いが大切

心理学においては古くから信頼に近接する研究が盛んに行われてきました。そこで今回は信頼関係を構築する上で役に立ちそうな心理学の理論を照会いたします。具体的には以下の4つです。

①互いの類似性
②互いの相補性
③外見的魅力
④自己開示(Lubin1970)

たくさんありますが、そんなに難しいことはありません。一つずつお話しましょう。

信頼関係には相手の共通点を

①共通点(類似性)で信頼関係を

一般的には相手と自分に共通点があると相手が魅力的に思えたり親近感を覚えたりします。この共通点は、列挙してもしきれないほどあるでしょう。下に例を挙げてみましょう。

・価値観・思想・宗教
・身体的特徴
・出身地・所属する組織
・社会的階層や職業
・趣味

ぱっと思いつくものだとこんなものでしょうか。自分と共通点を持つ相手に好感を抱きやすい理由はいくつか考えられますが、自分の在り方が肯定される感覚があるのかもしれません。どんな人にも、多くの個人史、特徴、経験があります。初めての相手でもいろいろ話してみることで、自分との共通点が見つかることも少なくありません。

もし初めての相手といろいろと話せる状況なら、その人のいろいろな側面について尋ね、共通点を探ってみてもよいでしょう。また、多くの人と共感できるようになるために、自分の知らないことや体験したことがないことに普段から興味を持っておくことも、大切です。お互いに共通点を見出すことで印象がよくなると、信頼関係を築きやすくなるでしょう。

 

信頼関係には相補性もカギ

②共通点なしも信頼関係の鍵

相手と自分に「相補性」があると相手を魅力的に思えたりすることもあります。どういうことか説明しましょう。「相補」とは文字通り、互いに補い合うことです。つまり、互いが知らないことやできないことなどを互いに与え合ったり、支えあったりすることですね。これは決して「相反するもの」だけには留まらないので、誤解しないようにしましょう。

これについても、少し例を考えてみましょう。

「自分はいつでもネガティヴに物事を考えてしまいがちだ。できれば元気にポジティヴ思考がしたい。新しく知り合った相手はそれを実際にしていて、元気に幸せそうにしている。自分も見習ってみよう」

相手のあり方を参考にして自分のできないことをしていますね。これは、相手が自分を補っていると考えることができるでしょう。このように相手によって自分が補われると、相手を魅力的に思え、信頼関係を築きたくなるかもしれません。

信頼関係に自己開示を活かす

③外見的魅力も信頼関係には必要

人は外見だけでなく中身も大事です。しかし、自然な現象として、人の外見が好悪の基準になることも事実です。ここで言う外見というのは美醜といった側面だけではなく、清潔感や態度、表情、姿勢、服装など、「目で見えるものすべて」を指します。

いくら中身が大事とはいえ、あまりに自分の外見に無頓着すぎると相手にあまり良い印象を与えません。外見は変えられないものもありますが、変えられるものもたくさんあります。ちょっとした清潔感を意識したり、奇抜な格好を避けたりなどするだけで、信頼関係を築く手助けになるかもしれません。意識するだけで変えられるような外見を下に例示してみましょう。

・髪型…
ぼさぼさになっていたり、重苦しくなっていたら要注意

・服装…
あまりに無頓着にならず、最低限シンプルで小綺麗な服装を。

・表情…
暗そうな表情や、全く微笑みもしない話し方などは避けましょう。

・姿勢…
うつむきがちにならないように。ときにジェスチャーなども有用。

 

④信頼関係には自己開示も必要

相手に好意的に思われやすい要因の一つとして、自己開示が挙げられます。具体的には、自分について多く話したり、あまり他人に言うことが憚れるようなことを話したりすると、聞いた人はその人に好意を持ちやすいということです。

Rubin(1975)の調査実験を紹介しましょう。
① 調査者は空港のロビーで座っている人
  筆跡調査を装い協力を依頼します。

② 調査者は筆跡調査に使う紙に
  その場で文の例としてひとつの
  自己紹介文をその場で書きます。

③ そしてその文の下に、
  協力者自身のことについて
  何かを書くように依頼をします。

④ 調査者の自己開示の多さに応じて
  調査協力者も自己開示をするようになる
  傾向があり、好感度もあがる
  傾向にあったという結果が得られました。

お互いに信頼関係を築こうとする場合、まずは自分について相手に教えるような話しを含めると、より成功しやすいでしょう。しかも、自己開示をした結果として、上述したような「類似性」と「相補性」が見つかるかもしれません。そうしたら一石二鳥です。

信頼関係を築くために

今回の信頼関係コラムでは「自分の振る舞いで信頼度UP」について紹介しました。自分が相手から良い印象を持たれて信頼されやすくするためのヒントです。あまり意識しすぎることはありませんが、少し実践してみると意外に効果が出てくるものです。

次回は信頼関係を築く方法の3つ目「裏切られるまで信じ続ける?!」についてご紹介します。

★「類似性、相補性、外見、自己開示」を意識して上手に信頼関係を築こう

次のコラムへ進むボタンはもう少し下にあります。その前にちょっとだけお知らせです・・・申し訳ありません。(^^;コラムだけでなく心理の専門家の講義を受けてみたい!という方は下のお知らせをクリックして頂けると幸いです。私たちが講義をしている講座となります。

人間関係講座

*出典・参考文献
・Rubin, Z .(1975). Disclosing oneself to a stranger: Reciprocity and its limits. Journal of Experimental Social Psychology 11,233−260.



4つのポイントで好印象を