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ストレスにはどのような種類がある?原因をよく知りコーピングを身につける!

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ストレスコラム②~ストレスが軽くなる!デイリーハッスルを点数化~

「幽霊の正体見たり枯れ尾花」

コラム①では、ストレスには悪い面と良い面があること、そして様々な種類のストレスがあることをお伝えしました。
具体的には「心理的ストレス」「社会的ストレス」「生物的・化学的ストレス」「環境的ストレス」でしたね。
自分のストレスの原因を知るには、ストレスをあらゆる側面から見ることが大切です。

今回は、具体的にストレスに対処するテクニックをご紹介していきます。テーマは、ストレスの中でも重要な「心理的ストレス」の対処法です。ぜひ参考にしてくださいね。

 

些細なイライラ「デイリーハッスル」

私たちが日々感じるストレスで問題となるのが「デイリーハッスル」です。
デイリーハッスルとは、日常に起こる些細なイライラのことです。
具体的には、
「電車が遅れていて、会社に遅刻してしまう」
「雨の日が続いていて洗濯物が干せない」
などの、日常的で比較的小さなストレスのことです。

このデイリーハッスルが、なぜ問題なのでしょうか。それは、些細な出来事であるため、自分自身で気付きにくいという点が挙げられます。
日々の忙しさや習慣に埋もれてしまい、デイリーハッスルは大した問題ではないと考えてしまうのです。
また、デイリーハッスルは、失恋、死別、リストラなどといった大きなストレスに比べて、他人に気付かれにくいという問題もあります。

日常に埋もれがちな、デイリーハッスルが気づく事ができなかったらどうなるのでしょうか。一つ一つは些細なイライラでも、積もり積もって、やがて大きなストレスになってしまう危険性があります。
心身の健康に影響を与える前に、普段から些細なイライラにも目を向けることが必要です。

 

デイリーハッスルの対処法

では、日常の些細なイライラには、どのように対処していけばいいのでしょうか。ポイントは、「セルフチェック」と「点数化」です。以下の手順で進めてみてください。

【セルフチェック】
一日を振り返って、イライラした出来事を思い出してください。
例えば、
「満員電車にイライラした」
「後輩社員が仕事を覚えてくれない」
「プリンターの調子が悪くてイライラした」
など、どんな些細なことでもかまいません。
仕事、家、通勤・通学、買い物など、あらゆる場面を振り返り、一日の行動を思い出しながら、10個くらい書き出してみましょう。

【点数化】
些細なイライラを書き出したら、その項目について自分がどれだけ影響されるかを点数化してみましょう。一つ一つ、10段階評価で点数をつけてみてくださいね。
点数化することで、自分がどんなことにイライラしているのか、問題の整理がしやすくなります。また、問題の優先順位をつけることで、どの問題から対処すればいいのか把握できるようになります

具体的には、こんな感じです。
① 満員電車にイライラする…5点
② 改札で人がぶつかってきた…4点
③ ニュースでやっていた事件が許せない…6点
④ プリンターの調子が悪い…3点
⑤ 作ってきたお弁当の中身が崩れていた…3点
⑥ 後輩社員が仕事を覚えない…6点
⑦ 取引先の担当者が遅刻してきた…5点
⑧ 上司が話を聞いてくれない…9点
⑨ 家の鍵が開きにくい…2点
⑩ 隣の住人のテレビがうるさい…5点

このように点数化してみると、些細なイライラの中でも、問題の優先順位がはっきりしますね。上の例では、⑧のイライラが自分に大きく影響することがわかります。

もちろん、全てのイライラに対処することは難しいので、まずは点数の高いイライラに対処するということが大切です。
このようにイライラが把握できていると、デイリーハッスルに冷静に対処することができますよ。

 

セルフトークでストレス傾向を知る

デイリーハッスルの対処法をお伝えしたところで、デイリーハッスルをより効果的に書き出し、点数化するコツをご紹介したいと思います。

みなさんは、ツイッターを利用していますか?最近は、ちょっとしたコメントやつぶやきをオープンにできるSNSが多いですよね。
こうした「つぶやき」は、ストレスを感じた時や、トラブルが起こった時に表れやすくなります。
そんな心のつぶやきのことを「セルフトーク」と言いますが、このセルフトークに目を向けることで、デイリーハッスルをより把握できるようになるのです。

セルフトークは、同じ状況に出くわしたとしても、人によって内容が違います。
例えば、大事な用事があり遅刻できないのに、駅に行くと電車が遅れていたという場合、
「最悪」「まじかよ」
と、単純にその状況に対してつぶやく人もいるでしょう。
そして「なんで電車が遅れるんだ。遅れちゃダメだろう」と、鉄道会社に対して怒りを感じる人もいるでしょう。
一方で
「どうしよう、何で自分はいつもこうなってしまうのか」
と、自分を責め、落ち込んでしまう人もいるかもしれません。

大切なのは、何かストレスを感じる出来事が起こった時に、自分はどのようにつぶやいたかを振り返ることです。
そうすることで、自分はどんな時にストレスを感じ、イライラしてしまうのかがわかるようになってきます。

 

セルフトークでイライラを評価しよう

イライラからセルフトークが起こった場合には、次のことを考えてみましょう。

① 何がそこまで自分をイライラさせたのか
② イライラの程度は1〜10で表すといくつくらいか
③ そのイライラは、自分で解決できそうか

このように、セルフトークから自分のイライラが評価できるようになると、デイリーハッスルの点数化がしやすくなります。
また、セルフトークから自分のイライラを把握できると、人に相談する時にも役立ちます。
自分のイライラをよくわからないまま人に話してしまうと、話がまとまらず、「大した問題じゃない」と片付けられてしまう可能性があります。

セルフトークは、自分自身のイライラを具体化する良い目印です。心の中で何かつぶやきが起こった時には、自分自身を知るチャンスだと思って、セルフトークに注意を向けてみましょう!

次回は、「考え方」に注目したストレスの対処法をご紹介します。次回のストレスコラムもお楽しみに!

 

  • 些細なイライラは、やがて大きなストレスに
  • デイリーハッスルを書き出し、点数化しよう
  • セルフトークで自分のストレス傾向を知ろう

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