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あがり症への対を理解しよう

あがり症,対策,不安,克服


あがり症対策・克服コラム①~精神論では片づけられない~

あがりを克服するには? あがりの対処法!

あがり症の改善方法を紹介!

皆さん初めまして!私は社会心理学の専門家である川島達史と申します。

当コラムは「あがり症」をテーマにしています。読み終わるのに5分ほどかかりますが、大事なお話ですので是非お付き合いください!

実は私自身が極度のあがり症でしたので、当コラムは人一倍思い入れがあります。一生懸命解説したいと思います。

さて、みなさんは今までに、大勢の前で発言をする、初めての場所で自己紹介をする。壇上に立ってスピーチをするなど、人に注目される場面で話をしたことがありますか?

その時、
・手が震える
声が上手く出ない
・頭が真っ白に!
・赤面してしまう

こんな症状が出たことはありませんか?これは緊張して「あがり症」の症状が出ている状態です。あがること、それ自体は人間の脳や体の機能の仕組みの一つなので、自然なことなのです。

発症年齢は10~15歳から

DSM-5 精神疾患の診断・統計マニュアルによると、あがり症の症状と関連する社交不安障害の発症年齢は、
10歳未満    17%
10~15歳未満  58%
16~20歳未満  10%

とほぼ10代の中盤までに発症することが分かっています。さらに、実際に精神科に受診するのは、その発症から平均10年程度と言われています。多くの方が、重度のあがり症をそのまま放置してしまい、長期的に苦しんでいると言えるのです。

私自身もほぼこの法則にあてはまっていました。15歳で社交不安の前症状が見られ、対処法が分からずどんどん悪化していきました。社交不安障害という精神疾患があることを知ったのは22歳のころでした。もうちょっと早く知っていれば、苦しむことはなかったのになあ(^^;と感じています。

根性論はNG!

問題なのは、あがり症を恥ずかしいと考えて、人前に立つことを避けたり、人間関係を煩わしいと考えて引きこもってしまうなどの2次的な問題に発展させてしまうことです。自然な症状を深刻に捉えすぎて、大きな問題に発展させてまうことはもったいないですよね。

大切なのは、あがり症は精神論だけでは解決できないということです。

「精神力が弱いから」
「根性が足りないから」
と考えるのはNGです。科学的な視点で、心と体の両方に働きかけ、うまく付き合っていく必要があります。そこで当コラムでは、以下の3つの対策を提案いたします。

1:あがり症を理解する
2:対処法を身につける
3:予防策を身につける

緊張で悩む方が1人でも少なくなるように私も気合を入れてコラムを書かせて頂きます!あがってしまう自分が嫌な人、仕事や日常生活で緊張してしまうことが多い人、実際にスピーチなどの必要にせまられている人は、ぜひ参考にしてくださいね。

悪化するプロセス

まずはじめに、あがり症は一体どのようなプロセスで起こるのか?確認していきましょう。あがり症は、心理的、生理的なメカニズムによって引き起こされると言われています。

具体的には
①周囲の視線を意識
② 体が震える 顔が赤くなる
③ あがり症に更に着目
④さらにあがり症が悪化
⑤人と接する場面を避ける
→重症化 社交不安障害

という悪循環に陥ってしまいます。うまく対処ができないと、人前に立つことや緊張する場面を避けてしまうようになります。
そして、人間関係、恋愛関係が上手くいかず、孤立してしまうなどの問題が起こってきます。最悪の場合、「社会不安障害」や「強迫神経症」といった精神疾患に結びつくこともあるため注意が必要です。

あがり症とは何か? 

 

うまく付き合う3つの方法 

あがり症の原因は、大きく分けると次の3つが考えられます。

①失敗を恐れすぎる
誰でも、本番で失敗したくはありません。「結果が悪かったらどうしよう」とか、「失敗するのが怖い」など、失敗に対する不安が大きくなりすぎると、あがり症を引き起こしてしまいます。

例えば、スポーツの大会でこれから本番に臨もうという時に
・自分の技術に自信がなくなる
・ミスをしないか心配になる
など、マイナスのイメージを持ってしまうと、失敗につながりやすくなります。失敗への不安とどのように向き合えばいいのかはコラム2で詳しくご紹介します。

②人の目を意識しすぎる
周りの人の視線を意識した時、人はあがりやすくなります。例えば、誰もいない場所で歌の練習をする時は、他人に評価されることはないので、あがったりしませんよね。


逆に、人前で話すときに、人の目が気になり、あがりやすくなります。特にこの人の目を気にする心理的なメカニズムを「公的自己意識」と言います。

あがり症と関係の深い「公的自己意識」についてはコラム3で詳しくご紹介します。

③体が緊張している

あがり症は体の緊張と深いつながりがあります。心理的な対処と身体的なリラックス法を組み合わせるとバランスよく対処ができます。そこで身体の変化をコントロールするリラックス法をコラム4で詳しくご紹介します。

 どうしてあがってしまうのでしょう?

原因を知ってあがり症を克服

このように、あがり症の原因として「失敗を恐れすぎる」「周りを意識しすぎる」「身体的に緊張している」が大きく関わっていることがわかりました。

次回以降は、具体的な対策について、順番に解説していきます。次回は1つ目の原因「失敗を恐れすぎる」の対策をご紹介します。

講座のお知らせ

コラムを読んで頂きありがとうございます! 私たち臨床心理士・精神保健福祉士は、心理的な問題を解決することを目的として、コミュニケーション講座を開催しています。

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お知らせ失礼しました。それでは引き続き下記に進みましょう!

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