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脳と神経伝達物質

脳科学とコミュニケーション


脳とコミュニケーション能力⑥~脳科学が及ばない人の個性~

脳とコミュニケーション能力

 前回は記憶の一つとして展望記憶について解説をしてきました。展望記憶とはこれから行う予定のための記憶で、日常生活では欠かせないものです。日々の生活や仕事においても必須となる記憶です。

 では、今回はこれまでの脳とコミュニケーション能力についてまとめをしたいと思います。

 

人の基本的な機能、言語と記憶

 脳は運動、会話、感情、記憶などの人間のあらゆる機能の中枢です。もし、脳が障害されたとしたら、これらの機能が働かなくなって、仕事や日常生活が困難になります。

 特にコミュニケーションにおいても脳は非常に重要な働きをします。

 例えば、言語機能(言語野)は文字や言葉を用いて他者との意思疎通を図る我々人間にとって非常に重要です。やはり、言葉がなければ自分の考えを伝えることは難しいでしょうし、相手を理解するのにも言葉が必要です。

 それに併せて、記憶も大事な機能で、前に会話した内容を覚えているとか、人の顔と名前を一致させるなど、人とのかかわりにおいて言語と記憶は欠かせないものです。

 

精神活動に影響する神経伝達物質

 こうした人の精神活動に働きかけるものとして、神経伝達物質についても解説してきました。神経伝達物質は大きく促進系、抑制系、調整系に分けることができます。

 この3つの働きがうまくバランスがとれることで、人は正常に活動することができます。もし、このバランスがくるってしまうと、抑うつ的になったり過活動になりすぎて眠れなかったりといった症状があらわれてしまいます。

 つまり、人間の活動には神経伝達物質が大きく関わってくるということがいえます。

 

脳科学で解明できないその人の個性

 これまでに脳に関する構造や機能について簡単ではありましたが解説をしてきました。脳の働きはコミュニケーションにおいても深く関わりのあるもので、脳の仕組みを知っておくことは大事な知識です。しかし、人間の中枢である脳さえ理解できれば人間のすべてを理解できるというわけではありません。

 例えば人の好みを脳で説明することはできません。「野球が好きな脳」とか、「アニメが好きな脳」といったものでひとくくりにできませんし、無数にある人の好みや価値観を脳の仕組みから考えるのは難しいでしょう。

 こうした脳科学で解明できないものが人間の個性です。人の個性はさまざまな要因から構成されるもので、一筋縄ではいかない複雑なものです。ですから、脳科学では解き明かせない複雑な個性を理解し合うために、心と心を通わせたコミュニケーションが必要なのではないでしょうか。

  • 脳は人のあらゆる活動に深く関わる!
  • 人の個性は脳科学では解明できない!

 


 



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