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マインドフルネス認知療法コラム④ 〜日常に集中する方法~

マインドフルネス認知療法 イメージ

コラム③では、マインドフルネスの代表的なトレーニング法として「呼吸法」と「食事法」の2つをご紹介しました。
どちらも義務に感じるのではなく、やってみよう!と思った時に、気軽に行うことがポイントですよ。

今回のコラムでは、マインドフルネスを日常生活の中でどのように生かしたらいいのかを、より具体的に考えていきたいと思います。

 

マインドフルの生かし方

これまでのコラムで「マインドフルネスには良い効果がたくさんあるんだな」と、わかって頂けたと思いますが、実際にどうやって取り入れて活かせばかせばいいのかは、難しさを感じる人もいるかもしれません。

もしもみなさんが、マインドフルネスに対して
「人前で緊張せずに、堂々としゃべれるようになる!」
「ネガティブな気持ちが消えて、毎日晴れ晴れとしている!」
などの効果を期待されていたら、ごめんなさい。
マインドフルネスには、そのように人をがらりと変える力はありません。

マインドフルネスが目指すのは、
「緊張感と上手く付き合っていこう」
「ネガティブな気持ちも受け入れよう」

という姿勢を育むことです。

ネガティブな気持ちは、もちろん少ない方が楽しいですが、完全になくなればいいというものではありませんし、なくそうとする必要もありません。

マインドフルネスでは「やぁ、不安さん、こんにちは」とでも言うように、ネガティブな感情もそのまま受け入れ、上手く付き合っていくことが大切です。

そのことを今一度ご理解いただいた上で、マインドフルネスをコミュニケーションに生かす方法についてお伝えしていきます。

 

人前で緊張してしまうA君の場合

それではここからは、具体的な例を挙げて見ていきましょう。
新学期を迎えた学校の教室で、自己紹介が始まろうとしています。Aくんは、以前から「人前でしゃべると緊張して、顔が赤くなり、声も震えてしまう」という悩みを持っていました。

Aくんの心境は、こんな感じです。
「最初が肝心。この自己紹介で今後の学校生活が決まってしまう」
「緊張しすぎて変なやつだと思われるんだろうな」
「自己紹介も満足にできないダメな僕には友達もできないだろう」
思考がどんどんネガティブな方向に向かっています。

Aくんが、もしもマインドフルネスな姿勢を持っていたとすればどうでしょう。たとえ緊張が強くても、気持ちはこんなふうに変わります。

「やぁ、緊張さん、こんにちは。僕はとっても緊張しているよ。だけど今から自己紹介なんだ。緊張さんはそのままそこにいてもいいから、とりあえずがんばってくるよ。」

緊張している自分と上手く距離をとれていることがわかりますね。そしてポイントは、気持ちを切り替え、今やるべき自己紹介にだけ集中するということです。

例えば、周りの人に伝える名前と自分の趣味だけに集中することで、ネガティブな考えはどこかへ行ってしまいます。

Aくんがマインドフルネスの姿勢を持っていようがいまいが、周りの人にとっては大した違いはないのかもしれません。
しかし、Aくんが緊張に振り回されている場合と、そうでない場合とでは、Aくん自身の気持ちの在り方が大きく変わってきます。

「やっぱり失敗してしまった」と思うか、「緊張したけど、それなりに上手くいった」と思うか。この違いが、今後のAくんのコミュニケーションを大きく変えるのです。

 

イライラしがちなBさんの場合

もう一つ、今度はイライラしがちなBさんの場合を見ていきましょう。

Bさんは、朝から晩まで、仕事に力を注いでいます。仕事をこなすスピードは人一倍速いため、仕事の遅い後輩を見ているとイライラして、ついこんなことを言ってしまいました。

「これくらいすぐにできるでしょ?」
「そんな簡単なこともできないの?」

そんなある日、Bさんは後輩が自分の悪口を言っているのを聞いてしまいそれ以来、後輩たちの様子が気になって仕方ありません。
次第に、後輩たちとどのように会話をしていいのかわからなくなり、口数が減ると同時に、周りから孤立してしまいました。

Bさんが、もしもマインドフルネスな姿勢を持っていたとすればどうでしょう。

後輩にイライラした時、「落ち着け、落ち着け」とイライラを抑え込むのではなく「出ました!イライラ星人!」というくらい、自分のことを客観的に受け止めることができるでしょう。
そして「イライラする私はみっともない」「穏やかに仕事ができない私は人より劣っている」と、評価することも無くなります。

後輩にイライラした時、後悔して落ち込むのではなく、「落ち込みマン、参上か…」というくらいの気持ちで、落ち込んだ自分と上手く距離をとることができ「今やるべきことは目の前の仕事だ」と、気分を切り替えられます。

コラム①でもお伝えしましたが、大切なのは「ネガティブな気持ちと距離をとること」であり「上手く切り替えること」です。
自分の言動を反省したあなたは、「ごめんなさい」や「ありがとう」などの素直な気持ちを口に出せるようになり、人間関係も上手くいくようになります。

このように考えていくと、普段の生活の中でもマインドフルネスな姿勢を持つことがいかに大切か、わかりますね。

次回のマインドフルネスコラムは、マインドフルネスについてもっと深く知りたい!と思っていただけたあなたに、ちょっと注意しておいてほしいことをお話します。次回のコラムもお楽しみに!

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  • ネガティブな気持ちは受け入れよう
  • ネガティブな気持ちと距離をとろう
  • 今に集中し、上手く切り替えよう

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