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社会不安〜社交不安障害とは?〜

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社会不安① 〜社交不安障害とは?〜

社会不安 イメージ

みなさん、こんにちは。コラム執筆者の田口と申します。よろしくお願いします。 このコラムでは、社交不安障害(社交恐怖)についてお話しします。
 

<社交不安とは…>

皆さんは、「社交不安障害」(Social Anxiety Disorder : SAD)をご存知ですか?最近はわりと知られているので、ご存知の方も多いかもしれませんね。ご存知の方も、初めてきいたという方も、どのようなイメージをお持ちでしょうか? 社交不安障害は、以前は“社会”不安と呼ばれていましたが、これだと社会全体に対して不安を抱いているという誤解があり、名称が変更されました。

社交不安障害とは、“人と接するとき”とても強い恐怖を感じる精神疾患なのです。
 

<生活のあらゆる場面が怖い?>

社交不安をもっていると、次のような場面で強い恐怖を感じるといわれています。

  • ・たくさんの人がいる場で発言する
  • ・ランチや飲み会でたわいもない話をする
  • ・受付や窓口など人の前で文字を書く
  • ・友人や同僚と一緒に食事する
  • ・周囲に人がいる中で一人で食事する

誰もが日常的によくある場面ではないでしょうか。

このような場面で恐怖を感じるのは、まわりの人の視線や評価がとても気になってしまうからだと考えられます。「失敗してはならない」「恥をかいてはならない」「どう見られただろう」と緊張し、恐怖心がうまれるのです。 そうすると、身体にも変化がみられることがあります。ドクドク動悸がしたり、ムカムカ気分が悪くなったり、ジワジワ激しく汗をかいたり、プルプル手が震えたり、という症状が代表的です。
 

<引きこもりやうつにつながることも…>

ここで、怖がらせるような話をしてしまうのですが…、社交不安障害は他の問題も引き起こす可能性が高いといわれています。他の問題とは、引きこもり、アルコール依存症、うつ、などです。

たとえば…
Aさんは、仕事でプレゼンがある日の朝、「うまくできるだろうか」「失敗したらどうしよう」「これで評価が決まってしまう…」と、ソワソワ、ドキドキ、不安で不安でたまりませんでした。あまりにも緊張し落ち着かないので、「ちょっとのんでみるか…」と、出勤前にお酒を一杯。

Aさんはこの日から、プレゼンがある日の朝は飲酒するようになり、次第に、出勤前の飲酒が習慣になってしまいました。ついには、アルコールなしでは外出できなくなってしまいました。
 

<楽しいはずのランチがきっかけで…>

Bさんは、ランチの約束で友人おすすめのカフェに行ってみると、思っていた以上におしゃれな所で、ドギマギしてしまいました。慣れない雰囲気に冷や汗が出て、味も分かりません。友人はもちろん、お客さんは皆おしゃれな店内にとても馴染み、上品な笑顔で食事を楽しんでいるのに…。

Bさんはこの日から、家族以外と食事することが怖くなってしまいました。おしゃれなお店でなくても、自分の口の動かし方でさえ気になってその場にいることが苦しくなり、次第に、自宅以外では飲食できなくなりました。ついには、何をするにも人の目を避けるようになってしまいました。
 

<次回は治療法をご紹介します!>

たった一人で生きている人はいませんよね。誰もが、何かしら人と関わりながら生活しています。だから、誰もが、人と接するとき「苦手だな〜」「緊張するな〜」と感じたり、「自分はどう見られているだとう…」と気になったりすることがあっていいのです。

でも、あまりにも苦手意識が強く、そのことが恐怖にまでなっているのなら、ぜひ早めに治療することをおすすめします。今回のコラムでは、社交恐怖から起きてしまうかもしれない他の問題についてもお話ししました。少し怖い印象を残してしまっていたら、ごめんなさい。

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次回から、治療法やうまい付き合い方など紹介していきます。ぜひ、読み続けていただければと思います。

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