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社会不安〜社交不安障害のまとめ〜

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社会不安⑧ 〜社交不安障害のまとめ〜

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長くお付き合いいただきました社交不安障害のコラムも、これが最終回です。

治療法についてもっと詳しくお話ししたいなと思うところもありますが、きっと、治療を始められるときに心理士や医師から丁寧な説明があるはずです。不安を抱えたまま途方にくれていたり、恐怖心と一人で闘っていたりするのは、とてもつらいものです。このコラムを読んでいただくことで、まずは、このような症状が“病気”として考えられ、治療法があるのだということを知っていただきたいと思いました。そして、気を楽にして治療に取り組んでいただくきっかけになることを願って、ここまでお付き合いいただきました。

いかがでしたか?お役に立てているでしょうか。

では、おさらいしていきましょう。
 

<自分にあった治療法がみつかるはず!>

社交不安障害の患者さんは、「人と接するときに強い恐怖を感じる」といわれています。人と接するとき、と言っても様々です。多くの人の前で発言する、受付の人の前で文字を書く、友人と食事する、などなど。共通しているのは、“他人の目があるところで”何かをする、ということです。“他人”は、不特定多数の通りがかりの人や受付の担当者など初対面の相手の場合もあれば、上司や同僚、友人など顔見知りの場合もあります。

また、現在は“精神疾患”に分類されていますが、原因は心のトラブルであるという考えと、脳の物質のトラブルであるという考えがあります。そこで、治療法も、原因に応じて主に3つ提案することができます。

  • ・“完璧主義”→「森田療法」
  • ・“認知のゆがみアリ”→「認知行動療法」
  • ・“脳内物質が乱れているかも?”→「薬物療法」

これらは、組み合わせて取り入れることもできます。

治療法はこの3つだけではありません。恐怖を感じる場面に少しずつ慣れていく治療法、恐怖を感じたときに自分でリラックスする技法を身につける治療法など、いろいろあります。 「これならできそうだな」と感じるものがあれば、そこからやってみるといいと思います。「どれが自分に合っているか分からない」という方も、安心してくださいね。相談機関にいけば、「これをやってみませんか?」「これが良さそうですが、どうですか?」とアドバイスがもらえます。
 

<誰もがなりうる、誰もが治せる!>

社交不安障害は、誰もがなりうるものです。

「今まではうまくやれていたのに、その日はちょっと体調が悪くて、いつも通りにできなかった。そして周囲に笑われた気がした…。」
「こんなに緊張する出来事は生まれて初めての経験だ。声が震えて、情けない…。」
など、社交不安障害のきっかけは、思いもよらないことかもしれません。
「自分がおかしいから」「自分が弱いから」と、自分を責めないでくださいね。
「自分の苦手は自分で克服しよう」「自分の苦手を他人に打ち明けるのは恥ずかしい」なんて、思わなくていいんですよ。専門家を頼ったり、同じ患者同士で知恵を出し合ったり、解決につながる道はたくさんあります。
大丈夫、きっと、いい道がみつかります。

このコラムが、少しでも何かのお役に立てると嬉しいです。
それでは、また他のコラムでお会いしましょう。 執筆者:田口朋

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