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アサーションとは?トレーニングで,自己主張上手になろう!

アサーティブコミュニケーションの効果


アサーション①自他尊重のコミュニケーションとは?精神保健福祉士が解説

アサーションについて専門家が解説

初めまして!社会心理学の専門家である川島と申します。当コラムは「アサーション」をテーマにしています。読み終わるのに5分ほどかかりますが、せっかくのご縁です!是非是非お付き合いくださいませ。

アサーションって

アサーションが誕生した歴史

アサーションの起源は1949年に出版されたSalterの「条件反射療法」がはじまりとされています。Salterが活動した当初、精神的に問題のある人は抑圧された環境にいました。

Salterはそのような患者が主体的にアサーション(自己主張)をすることで人間的な回復ができる考えました。その後、アサーションは20年あまり、精神医学の世界で行動療法や対人関係療法の一部として発展してきました。

その後1970年代に、「Your Perfect Right」というアサーションに関する本が アメリカで初めて発売され、ベストセラーになりました。 この本は当時、人種差別や性差別の問題に 大きく影響を与えたといわれています。
日本では 1980年代になってから平木典子先生が中心となり、 アサーションが広まってきました。

アサーションはどんな場面でつかえる?

現在、アサーション研修が行われる現場としては、教育現場、企業研修などが多いといえます。教育現場では「いじめ」が問題となっているため、相手も自分も尊重する意味でアサーションの研究が盛んです。

また最近では企業研修でも活発に研修が行われています。アサーションは特に、パワハラ、セクハラへの対処、職場鬱や、高圧的な上司の態度の抑制などにとても効果を発揮します。

もちろん、職場だけではなく 友人、親子、夫婦、恋人、ご近所付き合いなどの身近な所でもアサーションを活かすことができるとても普遍的なスキルであると言えます。

アサーションって、なに?

アサーションとは「自分と相手を大切にする表現技法」を意味します。 ちなみにアサーション(assertion)は 英和辞典で調べると「主張」「断言」など という意味が載っています。

このような言葉を聞くと 「強く自己主張をする技術」 という印象を抱いてしまう かもしれませんね。 しかし、そうではありません。 相手に自分の意見を押し付けるのではなく 自分のことも、相手のことも大切にすると いうのがアサーションなのです。 

3つのタイプを知ろう

アサーショントレーニングの開発者の1人である、アメリカの心理学者ウォルピィ(Wolpe,J.)は、自己表現のタイプには3つのタイプあると主張しています。ここでは、この3つのタイプについて解説をしていきます!

3つのタイプ

その1 攻撃的タイプ
このタイプは相手よりも自分の意見を優先する ドラえもんでいえばジャイアンのようなタイプです。 自分の主張をはっきりと伝えるが、相手の気持ちを無視し、主張を押し付ける言動をします。 このタイプは勝ち負けで物事を決めたり 相手より優位に立とうとします。

それは「自分は一番」「あなたはダメ」 といった気持ちが根底にあるからですね。 攻撃的タイプは必ずしも「口調がキツイ」 とか「大声で怒鳴る」だけではなく 自分勝手な行動をし、そのため巧妙に相手を操作しようとすることもあります。

 その2 非主張的タイプ
このタイプは自分よりも相手を優先する ドラえもんでいうとのび太君のようなタイプです。 自分の気持ちや意見を表現しなかったり、 しそこなったりするのがこのタイプです。 ただ自分の意見を口にしないだけではなく、あいまいな言い方や言い訳がましいのもこれに当てはまります。

このタイプは「どうせ言ってもわかってもらえない」 「自分はやっぱりダメだ」という気持ちがあります。 また、相手に対して「あなたの言うとおりにしてあげたのに 相手は私のことをわかってくれない」といった恨みがましい気持ちが残りがちです。

その3 アサーティブなタイプ
このタイプは相手も自分もどちらも大切にする ドラえもんでいうと、しずかちゃんのようなタイプです。 自分の気持ちを正直に率直に、その場にふさわしい表現方法ができるタイプです。 そして相手が同じように意見を話すことを人にも薦めることができます。

また、その結果として意見がぶつかることも あることを知っています。そして意見が ぶつかったときは自分の意見をすぐに折りません。 お互いに意見を出し合っていき、そこでお互いに 譲ったり、譲られたりしながら双方にとって納得のいく結論を出そうとします。3つの中では一番理想的なタイプですね。

 

自分のタイプをチェック !

自分のタイプを知る

次の質問に当てはまる場合は○、当てはまらない場合は×で答えてください。

A項目
① 人前で弱さをさらけだすのが苦手である(○・×)
② 人の悪いところを指摘することがよくある(○・×)
③ 自分の思い通りにならないとイライラしてしまう(○・×)
④ 他人のミスについつい厳しくなってしまう(○・×)

B項目 
① 引っ込み思案なところがある(○・×)
② 自分に自信がない(○・×)
③ 相手の意見に合わせて行動するところがある(○・×)
④ 相手に認められたいと期待することがある(○・×)
⑤ 相手に反論されると言い返せなくなる(○・×)

C項目
① 他人に正直な気持ちを打ち明けることができる(○・×)
② 常に積極的に行動することができる(○・×)
③ 人が多い場でも自己主張ができる(○・×)
④ 苦手な人との会話も柔軟にこなせる(○・×)
⑤ 相手に非難されても、自分を卑下せず、さらに相手の意見も尊重できる(○・×)

さて皆さんは○がいくつありましたか?

結果
A項目の○が一番多かった人→攻撃的タイプ
B項目が○が一番多かった人→非主張的タイプ
C項目が○が一番多かった人→アサーティブタイプ

自分のコミュニケーションのタイプを知ることは 自己受容をする上でも大切です♪ ぜひ、参考にしてみてくださいね。

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3つのタイプを知ろう

アサーションとは何か?3つの自己表現の仕方についてご紹介しました。いかがでしたか。アサーションがなんとなくわかった!と感じていただけたらOKです!

次回から、いよいよ、アサーション力を伸ばす具体的なコツやトレーニング方法をご紹介します。以下が目次となります。気になるコラムについて読んでみてくださいね♪

コラム② アサーションとIメッセージの使い方
コラム③ アサーションと柔らかい断り方
コラム④ 感情を認める権利を大事にしよう
コラム⑤ アサーションは失敗する権利を大事にする

次のコラムは、アサ―ティブな感情の伝え方と「Iメッセージ」の使い方を解説します。

  • アサーションは身近な場面で使える!
  • 自己主張には3タイプがある
  • 理想はアサーションタイプがBest!


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