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ディスカッションに強くなる論理力とは

ディスカッション,とは


ディスカッションに強くなる論理力とは②

コラム①では、ディスカッションが苦手な3つの原因をあげました。具体的には「①論理的な主張ができない」「②緊張が強すぎる」「③ディスカッションのテーマを理解していない」でしたね。今回のコラムでは、原因の1つである「論理的な主張ができない」を解決していきます。

 

論理力とは。ディスカッションに必要?

ディスカッションで多くの人から理解と納得を得るには、論理的な考え方で主張することが必要です。論理力とは、ディスカッションの場面に限らず、

○ 問題解決
○ 文章作成
○ プレゼンテーション
など、仕事の場面で多く活用できるため、身につけておくと大変役立つスキルといえます。

「論理力」なんて聞くといかにも難しそうで、苦手意識を持ってしまう人も多いかもしれませんが、基礎をしっかり学び日々トレーニングすることで、誰でも身につけることができますよ。自分の主張をしっかり伝えるために「論理力」を身につけ、仕事の幅広いスキルアップにつなげていきましょう!

 

論理的な主張ができない原因とは

論理とは、言い換えると「思考や考えの組み立て」のことです。伝えたい結論とそれを支える根拠が、筋道を立てて組み立てられている状態を論理的と言います。そう考えると、何となく簡単にできそうですよね。では、どうして論理的な考え方や主張ができないのでしょう。その原因の多くは、「情報不足」と「伝え方」に問題があります。


○ 情報不足

自分にとって結論が明確なとき、結論だけを述べて根拠を忘れてしまうことはありませんか。参加者が、自分と同じ知識を持っているとは限りません。「言わなくても当然わかるだろう」という考えは禁物です。誰もが納得できるような情報を用意しましょう。

○ 伝え方
自分の主張が上手くまとまったと感じるとき、自己満足で一方的な主張をしていないか考えてみてください。あなたの主張を評価するのは参加者です。自分の満足ではなく、聞いている人がわかりやすい内容であることが大切です。

ディスカッションの場面であなたの主張を通すには、参加者の心を動かす要素が必要です。そのために、結論に至る情報と伝え方が大切なのです。もう少し詳しく見ていきましょう。

 

論理的主張に欠かせない3つの要素とは

ディスカッションで論理的な主張をし、情報として伝えるためには、以下の3つの要素で組み立てると考えやすくなります。

1:結論
あなたが主張したいこととは、どのような事でしょうか。最終的に何を納得させたいのかを、まず明確にしましょう。

2:目的と必要性
主張を実現することで期待できる効果や得することとは、どのような事でしょうか。主張の必要性をまとめましょう。

3:根拠
結論に至った理由とはどのゆな事でしょうか。実行方法や事実資料などの情報を用意しましょう。

まず、自分の主張したい結論があって、それを「目的と必要性」「根拠」という2本の柱が支えるという構成になっています。

 

ディスカッションで使える主張のコツ

それでは次に、ディスカッションの場面での伝え方の問題を解決していきます。先ほどの3つの要素をもとに論理的にまとめた情報を、わかりやすい表現で伝えることが大切です。以下の5つのコツに注目して表現してみましょう!

1:短くシンプル
結論までの道筋が長いと、論点(目的)がわかりにくくなります。短くシンプルな表現を心がけましょう。

2:伝わる言葉を使う
主張したいことを難しい言葉でアピールしてしまうと、考えが相手に伝わりません。参加者全員が理解できるような、誰もが知っている言葉を使いましょう。

3:三段論法で整理する
論理的な思考をするときに利用される有名な法則です。「大前提(一般的な事柄)」と「小前提(個人的な事柄)」に対して「結論」があるという、三段構えの構成です。主張に説得力が生まれます。

4:ロジックツリーで整理する
ロジックツリーとは、テーマに関する要素をツリー状に展開しながら分析していくもので、主張したいことを体系化することができます。

○ 論理的な整理ができる
○ 抜けや漏れを防ぐことができる
○ 自分の主張を掘り下げて考えることができる
というメリットがあります。

5:事実に基づく情報を使う
実際に自分の目で確認した情報、誰もが納得できるようなデータを活用しましょう。想像や憶測とは違い、「事実」はそれだけで強い力を持ちます。

数値の提示が難しいときは、フェルミ推定などを用いて説明すると良いでしょう。(フェルミ推定とは、実際に調査するのが難しいような捉えどころのないものを、いくつかの手がかりをもとに論理的に推定し、短時間で概算することです。)

 

論理力でディスカッションの苦手を軽減

伝わりやすい5つのコツはいかがでしたか。自分の主張を通すには、あくまで参加者の立場でわかりやすく表現することが大切です。

今回は、論理的な考え方を身につける方法をお伝えしました。結論・目的・根拠をはっきりさせること、わかりやすい表現を心がけることが大切でしたね。論理力は、ディスカッションの場面で多くの人に理解、納得してもらうために必要不可欠なスキルです。難しく考えずに、できることから意識して取り組んでいきましょう。だんだんと論理的な主張ができるようになり、ディスカッションへの苦手意識も薄くなっていきますよ。

次回のディスカッションコラムは、ディスカッションが苦手な原因の2つ目「緊張が強すぎる」の対策についてご紹介します。次回もお楽しみに!

★ 論理力とは、ディスカッションで必要なスキル
★ 論理的に伝えられない原因とは「情報不足」と「伝え方」
★ 論理的思考とは「結論・目的・根拠」3つの要素でできている
★ 5つのコツをディスカションの場面で活かそう
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