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プレゼンテーションのコツであがり症と上手く付合う

プレゼンテーション,コツ


プレゼンテーションのコツであがり症と上手く付合う②

コラム①では、プレゼンテーションが苦手な3つの原因をあげました。具体的には「①あがり症」「②支離滅裂な構成」「③印象に残るプレゼンテーションができない」でしたね。今回のコラムでは、原因の1つである「あがり症」にうまく対処する方法をご紹介します。

 

あがり症が作り出す悪循環

プレゼンテーションは、人前で話をする行為ですから、緊張してしまって当然です。しかし、緊張しすぎて「あがり」の症状が出てしまうと、せっかくの主張やアイディアが伝わらなくなってしまいます。コラム①でも少しお伝えしましたが、具体的な「あがり」の症状には以下のようなものがあります。

○ 心拍数があがる
○ 汗をかく
○ 頭が真っ白になる
○ 赤面する
○ 声や手が震える
○ どもる

これらの症状は、特定の状況下で感じた不安がもとで現れる、「あがり症」と呼ばれるものです。あがり症が原因でプレゼンテーションを失敗した経験を持つと、
「きっとまた同じ症状が出てしまう」
「今回も失敗してしまうだろう」
と、ネガティブに思い込んでしまい、さらに不安が強くなってしまうという悪循環に陥ってしまいます。

あがり症は、身体の自然な反応なので、完全に克服するのは難しいかもしれません。しかし、あがり症にうまく対処し、症状を緩和させることはできます。プレゼンテーション成功に向けて、少しでも平常心で自分の思いを伝えられるように、あがり症に対処する方法を見ていきましょう。

 

無理に「あがり」を打ち消さない

いざ、プレゼンテーションの場面がせまってくると、平常心でいようと思えば思うほど不安や焦りが強くなり、「あがり」の症状が出てしまう…そんな経験はありませんか。

これは「精神交互作用」といって、『自分にとって不都合な心身の弱点を、取り除こうとすればするほど、そこに注意が集中してしまい、自分に不都合な症状を引き出してしまう』という状態です。なかなか厄介ですよね。

そんなことにならないために、プレゼンテーションの時は、以下のように気持ちのあり方を変えてみましょう。

○ 不安な時は、不安な状況を認める
○ 自分だけに起きていると思わない
○ 理想を自分に押し付けない
○ 完璧なプレゼンテーションを目指さない

不安な気持ちに対して、「大丈夫!」と無理に打ち消そうとすると、かえって不安を大きくしてしまいます。あがりは自分だけに起きている症状ではないと自覚し、まずは不安や弱い部分を認めてあげましょう。そして、プレゼンテーションで完璧を目指すのではなく、完璧ではなくても、できている自分を褒めてあげましょう!

 

緊張をほぐす筋弛緩法

あがり症に対処するには、気持ちのあり方を変えることが大切だとわかりましたが、ここでもう一つ、プレゼンテーション前にリラックスできる方法をご紹介します。あがっている状態というのは、交感神経が優位に働いて、筋肉が凝り固まっている状態です。筋肉が固まると身体が固まり、うまく話せなくなります。当然、プレゼンテーション能力は低下してしまいます。

この状態を解消するには、「筋弛緩法」という方法が有効です。やり方は簡単です!

「身体の部分ごとにグッと力を入れて、しばらくその状態を保ったのち、一気に力を抜く」

たったこれだけで、緊張感がほどける感覚を味わうことができます。身体の部分は、肩、手、顔など、自分が緊張を感じているなと思う部分だけでもオッケーです。本番前に、目をギュッと閉じて数秒おいてパッとひらくなど、その場でできる部分で試してみると良いでしょう。

 

あがり症に対処して本番に強くなる!

「あがり」は、緊張が強い場面では誰にでも起こる自然な反応です。無理に打ち消そうとせず、考え方を変えて、リラックス法を取り入れてみてください。緊張している自分を受け入れ、弱い自分を認めることができれば、それはプレゼンテーション成功への第一歩です。また、程よい緊張感は、自分を集中させ、相手には好感を与えます。緊張感をネガティブなことと捉える必要は全くないのです。

あがり症と上手に付き合うことができれば、プレゼンテーションで自分の主張が伝わり、それが自信につながります。だんだんと、本番に強くなることができますよ。

次回のプレゼンテーションコラムは、プレゼンテーションが苦手な原因の2つ目「支離滅裂な構成」の対策についてご紹介します。次回もお楽しみに!

★ あがり症は誰にでも起こる反応である
★ あがりを無理に打ち消さず、不安な気持ちを認めよう
★ 筋弛緩法で、本番前の身体をリラックスさせよう
コミュニケーション講座


具体的な対処法をまずは実践しよう