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孤独感やうつに役立つ!心理学の対処法

孤独感 ,うつ


孤独感やうつに役立つ!心理学の対処法③

コラム②では、「人間関係のネガティブな面に注目しやすい」についてご紹介しました。できた自分を褒めてあげる事が孤独感の克服に大切でしたね。まずは一日1個素直に認める事から始めてみましょう。

今回は孤独感を強めている原因の2つ目「会話力の不足」に対して、対処していく方法を心理学の視点から紹介していきたいと思います。ご紹介するスキルは、孤独感やうつの症状にも役立ちます、一緒に確認していきましょう。

孤独感が強いならSSTを実践!

孤独感が強い人は会話やコミュニケーションに苦手意識が強い傾向があります。会話力は、豊かな人間関係を気づくうえで大変重要なため会話に苦手意識があると、人と関わる事が消極的になり、孤独感を強めてしまいます。このような場合、他者との適切なコミュニケーションのとり方を実践し成功体験をする事が大切なプロセスとなります。

このようなスキルを専門用語で、「ソーシャル・スキル(Social Skill)」と言い、それを学ぶことを、ソーシャル・スキル・トレーニング(Social Skill Training : SST)と呼びます。ソーシャルスキルとはざっくりと言うと、人間関係を築くための会話の仕方と考えると良いでしょう。

大学生、1002名(男性435名,女性567名) を調査した論文によると(相川、2005)、ソーシャルスキルと孤独感は密接な関係があることがわかっています(-.40の負の相関関係)。

すなわち孤独感を解消するには、現実問題として、会話の技術であるソーシャルスキルをある程度鍛える必要があります。今回は孤独感を軽減するための、ソーシャルスキルとして最低限抑えたい3つのポイントを紹介します。

 

孤独感が軽減!初対面で役立つスキル

人間関係の入り口は初対面です。初対面がクリアできれば、会話力にも自信が付き人間関係を避けたくなる気持ちが軽減でき孤独感も軽減できます。以下の3つを実践してみましょう。

①自己紹介を準備する
初対面は誰でも緊張するものです。まずは自分からある程度自己開示をして、相手と打ち解けるチャンスを作っていきましょう。相手もホッとした気持ちになれば、会話を進めてくれるようになり孤独感を感じなくなるでしょう。事前にできることなので、まずは準備して実践してみましょう!

初対面でよく出てくる話題は
・住所
・出身
・趣味
・家族構成
・仕事

です。この5つについては必ず1分程度は話せるようにしておきましょう。

②ウィキペディアの原理で会話を広げる
次に学ぶのは5W1H質問です。5W1H質問とは相手の発言に対して、ウィキペディアの原理を応用しながら情報もしくは感情に焦点を充て、話を膨らませていく質問方法です。

*ウィキペディアの原理

倉吉を調べた場合
鳥取県中部の市で、当市は鳥取県中部の玄関口としての役割があります。
市内には打吹玉川地区をはじめ土蔵が多く、白壁土蔵の街として知られています。 当市を含めた中部の市や町は、「とっとり梨の花温泉郷」を形成していて、生活や習慣については鳥取市など鳥取県東部の影響を強く受けているところが多いです。

↓打吹玉川地区をクリックすると・・・↓

打吹玉川(うつぶきたまがわ)は鳥取県倉吉市にある伝統的建造物群保存地区です。通称は白壁土蔵群で、国の重要伝統的建造物群保存地区として選定されています。

5W1Hで質問を作ってみよう
「私の好きな食べ物は王将のチャーハンです。大口にある王将に毎日行ってしまいます。」

⇒5W1Hで情報を探索する 
 時間、人、場所、何を(詳しく)、きっかけ、手段

「チャーハンは具体的にどんな味ですか?」
「王将ってどんなお店ですか?」
「王将チャーハン月に何回ぐらい食べますか」
「王将で食べている方はどんな方が多いですか?」
「大口は神奈川でいうとどの変にありますか?」
「王将にはまったきっかけはありますか?」
「王将のお勧めの頼み方とかありますか?」

 

練習問題 
「私はミスドのドーナッツをよく食べにいきます。カフェオレセットをよく頼んでいて特にハニーチュロを頼むことが多いですよ。」

→ 情報に焦点を充てて質問を5個作ってみよう!

 

 

 
                                    
③ 言い換えのオウム返しをマスターする
かなり使用頻度の高いスキルとして言い換えのオウム返しがあります。相手の言葉を10~20%程度そのまま繰り返し、80~90%くらいは言い換えていく傾聴方法です。

会話の相手
「昨日、彼女とケンカをしたから、今日学校で会うのが億劫なんだよね…」
傾聴側
「気まずい雰囲気だと、会うのは気が進まないよね・・・」

大体同じ意味で置き換えて返しているのが分かりますか。

ケンカ=気まずい雰囲気
億劫=気が進まない

言い換えのオウム返しは、相手の発言と意味が近ければ成功です。センスが無いと「いやあ~ちょっと違うんだよな」と相手に思われてしまうこともあるので、意味を変えないように、おきかえてやってみましょう。まずは練習問題をやってみましょう。

 

練習問題
問題1
「来月大きな大会があるから、部活の練習が厳しいんだよね。早朝練習に夕方の練習。土日も練習だから、大好きな部活だけど最近は行きたくないんだ。」

そのまま繰り返すとどうなりそうでしょうか?

ちょっと言い換えて繰り返すとどうなりそうでしょうか?

 

ぴんと来ない人も多いでしょうか。
解答例をご紹介しますね。

≪解答例≫
そのまま繰り返すとどうなりそうでしょうか? 

・厳しいんだね
・行きたくないんだね

ちょっと言い換えて繰り返すとどうなりそうでしょうか?

・大会に向けて頑張っているんだね
・毎日だと疲れちゃうから行くのも嫌だよね

コツがつかめましたか。
それでは続いての2つ目の問題に行きましょう。

問題2
「念願だった英会話教室に通い始めたんだけど、ネイティブの先生だしドキドキするかなって思ったら想像以上にクラスの雰囲気が良くてしっかり通えそう!」

そのまま繰り返すとどうなりそうでしょうか?

ちょっと言い換えて繰り返すとどうなりそうでしょうか?

 

≪解答例≫
そのまま繰り返すとどうなりそうでしょうか?
⇒・英会話に通い始めたんだね
 ・クラスの雰囲気が良かったんだね

ちょっと言い換えて繰り返すとどうなりそうでしょうか?
⇒・楽しそうな雰囲気だったんだね
・英会話教室の通学が実現してよかったね。

孤独感・うつ克服以外にも必須なスキル

孤独感を軽減するための練習問題をやってみていかがですか。難しい!と感じた人も、練習問題を繰り返す事で柔軟な考え方が持てるようになり実践することで自信がついてきます。孤独感を軽減するため会話力のスキルをより深く学習したい方は、こちらのコラムもおすすめします。練習問題も紹介していますから、ぜひ実践して孤独感の克服につなげてくださいね!

今回は「会話力が不足」を解決する対策とし①自己紹介を準備する、②ウィキペディアの原理で会話を広げる、③言い換えのオウム返しをマスターする、3つのスキルをご紹介しました。いずれも人間関係をより良く、円滑にしていくためにも必要なスキルです。孤独感の克服だけに限らず身につけていきたいですね。すぐに習得するのは難しいかもしれませんが、ゆっくり焦らず学んでいきましょう!

次回の孤独感コラムでは、「SNSをうまくつかいこなせない」の対処法について解説していきたいと思います。次回の孤独感コラムもお楽しみに!

★ SSTが会話力を伸ばして孤独感を軽減しよう
★ 孤独感を解決する会話力を伸ばすコツは3つ
★ 3つのコツは孤独感やうつの克服以外にも役立つ

 

*出典:成人用ソーシャルスキル自己評定尺度の構成  相川, 充; 藤田, 正美  東京学芸大学紀要. 第1部門, 教育科学, 56: 87-93  2005-03-00

 

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