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無気力症候群を改善する対処法を知ろう

無気力症候群,改善


無気力症候群を改善する対処法②

コラム①では、無気力症候群になってしまう3つの原因をあげました。具体的には「①完璧主義な性格」「②アイデンティティの未確立」「③生活リズムの乱れ」でしたね。今回のコラムでは、原因の1つである「完璧主義な性格」を解決していきます。一緒に確認しながら、無気力症候群を改善していきましょう!

完璧主義は無気力症候群を引き起こす?

完璧主義な性格と無気力症候群がどう結びつくか?これはもしかしたら意外だったかもしれませんね。

完璧主義な人は、何事にも完璧を目指すため、わずかな失敗にも挫折感を抱き

挫折感を抱く→自信を無くす→人から認められたい→高い目標設定→失敗

の悪循環から、失敗を繰り返してしまう事があります。このような状態が続くと「失敗するぐらいならもうチャレンジしなくてもいいか」という気持ちが芽生え、無気力状態になってしまいます。

例えば、恋愛で考えてみましょう。
完璧主義な人は相手にも自分にも「完璧」を求めるため、思っていたように事が進まないと

「相手に良く思われたい」
「相手を理想に近づけたい」

などの想いから、一生懸命になりすぎ失敗が繰り返され辛い思いをします。だんだんと

「こんなに辛いならもう恋愛はしなくてもいい…」

という気持ちになり無気力状態になってしまいます。
最近恋愛に対して消極的だという人はいませんか?もしかしたらこのような心理状態が影響しているのかもしれません。

この心理状態を緩和するには、「ほどほど」という感覚を持つことが大切です。この感覚が身につくと、無気力症候群の克服はもちろん予防にもなります。

 

無気力症候群を改善する感覚とは?

無気力症候群の原因になってしまう「完璧主義」ですが、場合によっては決して悪いことではなく、むしろ仕事や勉強をはかどらせることもあります。

しかし度を超えてしまうと、ちょっとしたきっかけで無気力症候群に転じてしまい、改善に時間がかかってしまいます。そうならないための対策として、「ほどほど」という感覚が大切なのです。

完璧主義の人は、常に100%以上を求めてしまいますが、時には70%や60%くらいの力でやり遂げる、臨機応変さも必要です。そうすることで余裕ができ、トラブルに陥ったとしても無気力症候群になることがなく、うまく切り抜けることができるでしょう。

それでは、どうすれば「ほどほど」の感覚を身につけることができるのでしょうか。

 

2つのコツで無気力症候群を改善しよう

まずは、「ほどほど」の感覚が分かりやすくなる2つの考え方のコツをご紹介しましょう。

①最低ラインの目標を考える
まずは物事に取り組む前に、最低ラインの合格点、目標を考えてみましょう。あくまで「最低ライン」ですから、取り組むときのハードルがぐっと下がると思います。このとき注意することは、自分の中の基準で考えるのではなく、客観的にどの程度ならオッケーかという視点で考えるということです。

②他者の視点で考える
自分の中の合格基準が高すぎるため、自分で自分の首を絞めてしまう傾向があります。一度、自分の視点は置いておきましょう。「あの人だったらどうだろうか?」と他者目線で物事をみることが大切です。

この2つの考え方のコツを心にとめながら無気力症候群の改善・予防にもつながる「ほどほど」の練習問題に取り組んでみましょう!

 

実践!練習問題で無気力症候群を改善

以下に、「完璧主義」な考え方で困った場面が書かれています。「ほどほど」な視点で考えてみましょう。

練習問題1
あなたは上司から大量の仕事を請け負うことになりました。一つ一つ完璧にこなすと業務時間外までかかってしまい、残業しなければなりません。請け負った仕事の中には、大事なプレゼンの資料作成から、あまり重要でない事務処理などが含まれています。あなたはどのように仕事に取り組みますか?

「ほどほど」の視点で考えてみましょう!

 

解答例
・大事なプレゼンの資料作成は、時間をかけてじっくりとやろう。それ以外の事務処理は、あまり時間をかけずにやろう。
・事務処理の仕事は、多少ミスがあっても許容されるものだから、70%ぐらいの力で早めに終わらせよう。

この問題では、上司から頼まれた仕事が大量にあり、その全てに全力で取り組もうとすると残業になってしまうという状況がありました。仕事には、とても重要なものから、それほど重要でないものまであります。それらの仕事に優先順位をつけて、自分の力の配分を考えることが、完璧主義の治し方である「ほどほど」の見方になります。

 

練習問題2
あなたは初対面の人と2人きりで、30分ほど話すことになりました。あなたは「楽しい話をしなければ!絶対に退屈させてはいけない」と思っていました。しかし、そう思えば思うほど緊張して、うまく話ができなくなってしまいました。

「ほどほど」の視点で考えてみましょう!

 

解答例
・必ずしも楽しい話じゃなくてもいいだろう。相手も緊張していると思うし、まずは何でもいいから話をすることが大事だ。
・初対面で相手のこともよく知らないので、100%楽しませることは無理だ。まずは相手のことを知るために「聞き役」になろう。

この問題では、初対面の人と話をしなければいけない状況でした。そしてあなたは、「絶対に楽しませなくては」と考えてしまい、結果的にうまく話せなくなってしまいました。

 

ここで大事なのは、「絶対退屈させてはいけない」と考えてしまうことです。これも完璧主義の人の特徴で、「絶対」という言葉を使いがちなのです。まず「絶対」は難しいと納得した上で、何でもいいから話をすることや、逆に「聞き役」に徹するというのが、無気力症候群の改善・予防にもつながる「ほどほど」の見方になります。

 

「ほどほど」で無気力症候群の改善と予防!

無気力症候群の改善・予防にもつながる「ほどほど」を考える練習問題はいかがでしたか。

簡単に思いついた人もいれば、悩んでしまった人もいるかもしれませんね。うまく思いつかなかった人は、「こんな考え方もあるのか」と気付くことが大切です。そこに気が付くと、だんだんと日常生活でも意識できるようになり、自然に「ほどほど」の感覚を取り入れることができます。

コラムの冒頭でもお伝えしましたが、完璧主義は決して悪いことだけではありません。そこから無気力症候群にならないために、「ほどほど」の感覚とうまく付き合って、無気力状態の改善はもちろん予防もして、活力ある生活を目指しましょう!

次回の無気力コラムは、無気力症候群になる原因の2つ目「アイデンティティの未確立」の対策についてご紹介します。次回のコラムもお楽しみに!

★ 完璧主義は無気力症候群を引きおこす
★「ほどほど」の感覚が、無気力症候群を改善する
★ 無気力症候群を改善する2コツを確認しよう
★ 練習問題で無気力症候群を改善しよう
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「ほどほど」の感覚を2つのコツで身に付けて、活力ある生活を目指しましょう!