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共感性の意味とは?程良い距離感を大切に

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共感性の意味とは?程良い距離感を大切に④

コラム③では、共感性が欠如してしまう原因の1つ、「共感するスキルの不足」の対処法として、共感するスキルを磨く3つのポイントと共感を伝えるための2つの方法をご紹介しました。いずれも、日常生活の中で取り入れやすい方法ですから、ぜひ実践してみてくださいね!

今回は、共感性が欠如してしまう原因の3つ目「全てに共感しようとする」について解説していきます。相手に共感して、相手の気持ちに寄り添おうとすることはとても大切です。しかし、全てのことに共感しようとすればあなた自身が疲れてしまいます。

「自分も無理なく、相手も気持ちいい、程よく距離のある自然な共感。」

だれもが理想に思うところですが、そのさじ加減はなかなか難しいですよね。練習問題を交えながらポイントをご紹介します。少しずつ理想に近づいていきましょう!

 

「感情」と「考え方」を分けてみよう!

まずは、要点を押さえた共感ができるポイントです。

「感情」と「考え方」を分ける

心から共感している場合はいいのですが、そうでないとき、相手の話全てに共感しようとすると疲れてしまいます。そんなときは、共感するポイントを押さえるようにしましょう。

まずは、相手の話を「感情」と「考え方」に分けます。そのうちの「感情」の部分にだけ共感するようにしましょう。言葉だけではちょっとわかりづらいとおもいますので、練習問題で確認してみましょう!

◎ 練習問題1
次の台詞を読んで、「感情」と「考え方」に分けましょう。
「実はいま、職場でいじめられていて、すごくつらいの。だってね、仕事って、みんなで仲良く協力して楽しくやるものでしょ。」

「感情」⇒

「考え方」⇒

【解答】
「感情」⇒すごくつらい
「考え方」⇒仕事って、みんなで仲良く協力して楽しくやるものでしょ。

感情と考え方で分けてみると「感情」には共感できるのがわかりますか。「すごくつらい」というその感情に、正解・不正解も、良い・悪いもありません。事実その人が「つらい」と感じているのだから、つらいのです。共感すべきポイント「感情」を押さえて、「そうか、それはつらいね」と共感できる言葉を伝えられれば、要点を押さえた共感できています。

 

相手の言葉とうまく距離をとろう!

続いては、共感しすぎないためのポイントです。

相手とうまく距離をとる

自然な共感には、相手との程よい距離感も大切です。
「なるほど、そういう人もいるのか」
という感じで、うまく距離をとってみてください。とりあえず受け入れる程度の気持ちで共感できれば、「共感疲れ」もなくなりますよ。このことを意識して、練習問題をやってみましょう!

◎ 練習問題2
以下の文を読んで、あなたはどんなリアクションをしますか?
「卵かけごはんにケチャップをかけると、めちゃくちゃうまいんだよね〜!」

あなたのリアクション⇒

 

【解答例】
A:「え…ありえない」「あ、それ無理」
B:「へ〜、おいしいんだね〜!」

Aは相手を全否定していますよね。今後の関係に支障をきたしそうです。
Bは、とりあえず受け入れているというリアクションです。共感する姿勢を出せたので、これ以上受け入れなくてもオッケーです!間違っても、気が進まないのに無理してケチャップをかけた卵かけごはんを食べて、「おいしかったよ!」なんて伝えないでくださいね。

もちろん、ほんとにいいなぁと思う話であれば、積極的に感想を伝えることで盛り上がることができます。けれど、言葉の全てに責任を持って行動しようとすると、やっぱり疲れてしまいます。そんなときも、程よく距離をとることが必要です。

 

無理のない姿勢で共感を極める!

ご紹介した2つのコツいかがでしたか。会話の時に意識してみてください。だんだんと無理のない共感ができるようになると思います。

共感するために、相手の言葉を全力で肯定しなければ!と思う方がいるかもしれません。しかし、力が入り過ぎては自分も相手も疲れてしまいます。相手の気持ちに寄り添い、「そうなんだね」と受け入れる程度の言葉が伝えられれば、自然と共感する言葉が生まれてきます。

共感する力を極めるのは、簡単なことではありません。決して焦らずに、できることから少しずつ実践してみてくださいね。

次回の共感コラムは、これまで解説してきた共感コラムのまとめです。一緒に確認していきましょう!

★ 「感情」と「考え方」を分けて「感情」に共感しよう!
★ 程よく距離をとって、共感しすぎを防ごう!
★ 無理のない、自然な共感を目指そう
コミュニケーション講座


2つのコツでスキルを極めて行きましょう!