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あがり症状の原因と対処法!不安を受入れてみよう

あがり症


あがり症状の原因と対処法!失敗する不安に対処するポイントとは?②

不安からくるあがり症状の対処法

コラム①では、あがり症状を強めている「人からの評価を気にする」ことに対して、自己意識という視点から対処法を解説していきました。あがり症に強くなるためには、今行っているパフォーマンスに集中するということが大事でしたね。今回は、あがり症状の対処法の2つ目「あがりを打ち消さず受け入れる」についてご紹介していきます。

あがり症状と不安の関係

あがり症と不安は密接な関係

心理学的にあがり症と不安はとても関わりが深いものとして、 研究が進められてきました。特にスポーツの分野では、試合であがってしまう要因について研究がされています。市村(1965)の研究では、スポーツ競技前のあがり症に、交感神経系の緊張、心的緊張力の低下、不安感情、運動技能の混乱などの要因を挙げています。

あがり症状の特徴※出典:市村操一(1965)スポーツにおけるあがりの特性の因子分析的研究 (I)より一部改変

このように、スポーツなどの試合であがってしまうという場合は、不安感情を抱えていることがあります。例えば、 スポーツの大会などで、自分の技術について自信がなくなってきたり、失敗やミスのことが心配になるといったことです。

試合前に失敗するイメージを何度もしてしまい、そのイメージであがり症が強くなってしまうのです。この失敗への不安とどのように向き合っていくかは、あがり症とうまく付き合っていく上で大きなポイントとなってきます。このコラムでは、失敗に対する不安に対処する方法として「無理に打ち消さない」という方法を紹介していきます。

不安は無理に打ち消さない

スポーツの試合や、就活などの面接で

「失敗したらどうしよう」
「間違えたら終わりだ…」

など失敗に対して不安な気持ちが大きくなると本番であがってしまいます。

そんな時は、不安な気持ちを無理に打ち消さないということが一つコツです。なぜなら、失敗への不安というのは、「失敗してはいけない」と思えば思うほど高まってしまうからです。そして、その不安が、頭が真っ白になる、手が震える、など心身の変化が起こり、結果として失敗しやすくなってしまうのです。

この「失敗してはいけない」という意識が不安を高め、失敗につながってしまうのなら、いっそ不安な気持ちを打ち消そうとせず、あるがままに受け入れてみてはどうでしょうか。

この考え方は、森田正馬によるオリジナルの心理療法「森田療法」の考え方にも通じるものがあります。森田は、「不安」や「緊張」は悪いものではなく、人間が本来持っている自然な感情であると考えました。

森田療法では、不安や緊張は追い出すべき存在ではなく、むしろ自然なものとして受け入れることが大切だとしています。そして目の前のやるべきことに「ただ集中する」それが「あるがまま」ということなのです。

不安を受入れてあがり症に対処

不安に負けないで実力発揮を

失敗への不安であがり症状が出てしまう対処法として「不安を打ち消さない」「あがりを打ち消さず受け入れる」ことについて紹介してきました。不安は無理に打ち消すのではなく、
・あがっている自分を受け入れる
・時には緊張を楽しむ
・今やるべきことに集中する
が大切です。本番前にあがり症状がでてしまったという時には、あがってしまうのは自然なことであると受け入れて、不安に対処していきましょう!

次回は、あがり症状の対処法の3つ目「リラックス法」についてご紹介していきます。

★あがり症状は自然なこと 受け入れることが 改善のコツ

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コミュニケーション講座

*出典・引用・参考文献
市村操一(1965)スポーツにおけるあがりの特性の因子分析的研究 (I) 体育学研究



ポイントは不安を打ち消さないこと!