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好奇心の2つの意味とは②

好奇心の2つの意味とは②

皆さんは好奇心についてどのような印象を持っているでしょうか。未知の体験にオープンに接する心というのが一般的なイメージかと思います。しかし、実際に心理学的には好奇心は2つ種類あると言われています。

好奇心の意味とは

好奇心とは、珍しいこと、未知のことに興味をもつ心と説明されています。好奇心を持って物事に取り組むと、
楽しんで取り組むことができた
ストレスを感じなかった
どんどんアイディアが湧いてきた
などプラスの効果があります。好奇心の強い人はわからないことがあると積極的に調べるため、知識がひろく深くなり、高い集中力で物事に取り組むことができると言われています。

好奇心をもつ方法・コツ

2種類の好奇心 

ひとことに好奇心と言ってもその中身は、拡散的好奇心、知的好奇心の2種類に分けられます。

①拡散的好奇心
拡散的好奇心とは、特定の目標を定めず新しい情報を幅広く求める状態を言います。拡散的好奇心はいわば探究への入り口です。西川・雨宮(2015)が作成した好奇心の尺度によると拡散的好奇心とは以下のような要素で構成されています。

・新しいことに挑戦するのが好きだ
・新しいアイデアをあれこれ考える
・何事にも興味関心が強い

このように、好奇心を高めるためには、新しいことに目を向けて興味関心の幅を広げていくということが大事になります。例えば、ネットサーフィンをしていると、つぎつぎに情報を求め、クリックが止まらなくなることがありますよね。このような状態は拡散的好奇心が刺激されている状態と言えるでしょう。

例として適切かわかりませんが、様々な異性と「知り合いたい!」というのも拡散的好奇心と言えるかもしれません笑。

②特殊的好奇心
特殊好奇心とは目新しいものを求める拡散的好奇心とは異なり、知識と理解を求めていく好奇心とあると言われています。例えば、1つの物事に興味を持ち、その対象を深く、広く広げていく状態を意味します。

目新しいものに興味を持ち、いろいろな対象に興味を持つ拡散的好奇心は、探究への入り口です。そしてそこから膨らませ、深めていくのが特殊好奇心なのです。

「知り合った異性をじっくり深く知りたい!」というのは特殊好奇心と言えるかもしれないですね笑。

思考への影響

斎藤(2014)の研究では好奇心と思考態度の関連が調べられています。具体的には大学生129名を対象に、「拡散的好奇心」「特殊的好奇心」と「探求心」「論理的思考」「客観性」の関連が調査されました。その結果が以下の図となります。

このように批判的思考の要素すべてにおいて正の相関が出ていることが分かります。繰り返しになりますが、拡散的好奇心とは、新しい情報をどんどん集めようとする好奇心のことです。つまり、批判的思考が強いほど新奇なものに心を惹かれやすくなります。

次に特殊的好奇心を見てみましょう。先ほどと同じく「探求心」「論理的思考」「客観性」と正の相関が見て取れますね。特殊的好奇心は、ズレや矛盾などを解消するために、未知の情報を求める好奇心のことでしたね。誰かの意見や情報を盲信的に受け入れるよりも、じっくりと考えて自分の頭で考えると好奇心を高めることができそうです。

 

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目次

①好奇心を持つコツ専門家が解説 ​
②好奇心の2つの意味とは
③高いことのメリット
④高める方法「とりあえず聞く法」
⑤ツリーで興味関心を発見!
⑥飽きない方法・スモールステップ法
⑦好奇心の強さを診断・チェック

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コラム監修

名前

川島達史


経歴

  • 精神保健福祉士
  • 目白大学大学院心理学研究科修士
  • 社会心理学会会員

取材執筆活動など

  • AERA 「飲み会での会話術」
  • マイナビ出版 「嫌われる覚悟」岡山理科大 入試問題採用
  • サンマーク出版「結局どうすればいい感じに雑談できる?」
  • TOKYOガルリ テレビ東京出演


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知的好奇心尺度の作成 西川一二, 雨宮俊彦 教育心理学研究 2015 63 巻 412-425