>
>
>
非言語を読み取って共感

共感力を伸ばそう!心理学のプロが使う「非言語の読み取り」

コラム①では、共感力について概観していきました。今回は、共感力を伸ばす方法「非言語の読み取り」について解説をしていきます。

私たち心理学の専門家はカウンセリングをするのですが、カウンセリングにおいては言葉以外の要素(非言語部分)をしっかり見抜けないとプロとは言えません。

そこで私たちがお悩みの相談を受ける際に着目している2つの非言語部分をお伝えします。

 

共感力を高める4つの方法

表情を観察する

表情を観察

1つ目は相手の表情を観察することです。相手の表情を見ることは共感の基本になります。

・楽しそう?
・喜んでいる?
・不満そう?

などなど、相手の気持ちを意識して表情を見るようにしてください。

「言葉はポジティブなのに、怒った顔をしている」
「嬉しいはずの話なのに、悲しそうな顔をしている」

など、話の内容と表情にズレがある時は、特に注意が必要です。

話の内容だけを受け取ると、コミュニケーションで相手とのズレが増えていきがちです。そこで、話の内容だけでなく、表情をしっかり確認するということを意識しましょう。

皺眉筋で嘘は付けない

表情の中でも、人の本音は「皺眉筋」に表れやすいという特徴があります。眉間のシワがよるのは、皺眉筋(しゅうびきん)と頬骨筋(きょうこつきん)という表情筋に力が入るからです相手の気持ちは表情にでるこの表情筋は感情と直接つながっていて、意識せずとも本音が出てしまうのです。人は、ネガティブな気持ちを抱く時、知らない間に眉間にシワが入ってしまうのです。

具体的:皺眉筋の観察

友達が「最近彼氏ができたの…」といったとします。言葉だけで見るとポジティブな内容ですが、あまり嬉しそうではありません。表情を観察すると、皺眉筋にシワがよっていました。

こうした状況の時、共感力が無い人は、

「良かったね!やったじゃん」  

と励ましてしまいます。一方で、非言語の読み取りができる人は、

「もしかして、不安だったりする?」 

と相手の心情によりそった声がけをしていきます。このように、非言語の読み取りができるようになると、相手の深い気持ちに共感できるようになります。

 

声から判断して共感

2つ目に、相手の本音が表れやすいのは「声のトーン」です。オーバーに思われるかもしれませんが、声のトーンを観察するだけで、驚くほど共感力を上げることができます。

声のトーンをチェックして、相手の本音を汲み取る能力をトレーニングしていきましょう。

いつもより声のトーンが高くなる

⇒会話にポジティブな印象を持っていると言えるでしょう。「楽しい」「テンションが上がる」など、前向きな感情を持っています。

いつもより声のトーンが低くなる

⇒会話にネガティブで、「しんどい」「話したくない」など、後ろ向きな感情を抱いている可能性があります。

声のトーンが変わらない

⇒相手の話に抑揚があればOKですが、棒読みのようにトーンの変化が無い場合は、会話に飽きているか、しっかり聞いていないことが考えられます。

相手の気持ちは声にでる

もともと声の低い人、抑揚が少ない人もいますので、その人のニュートラルな状態を確認しておくと良いでしょう。

また、声がネガティブでも、あいづちが増えたり、前のめりになって聞いてたらOKの合図です。このように、声に着目することで相手の本音を掴み、共感力を伸ばして行きましょう。

共感の糸口を探ろう!

それではここから、先ほどの2つのポイントを踏まえて、共感力を高めるための練習問題をやってみましょう!

練習問題

あなたは楽しく2人で会話をしています。話の流れで、あなたは家族との楽しい話をしました。それまで楽しく会話をしていたのですが、相手の様子がおかしくなります。

そうなんだね…たのしそうだね・・・

と言いつつも、声のトーンが低く、皺眉筋に力が入っています…あなたはどのように声をかけますか?

 

解答例

⇒何かあったの…?
 元気ないね、どうしたの?
 もしかして、家族とうまくいってないの?

共感力は努力で改善する

まとめ

非言語の読み取りの練習問題はいかがでしたか。相手の表情や声のトーンから共感を示すことができれば、人に言えないような深い悩みに寄り添うことができます。

つい言葉だけで相手の気持ちを判断してしまう…という方は皺眉筋と声のトーン、ぜひ注意して観察してみてくださいね。

関連コラム 

今回ご紹介した非言語の読み取りのテクニックは、ごく一部です。より詳しく相手の気持ちを読む方法を学びたいという方は下記のコラムをご覧ください。
相手の気持ちがわからないを解決

お知らせ

コラムだけでなく心理の専門家の講義を受けてみたい!という方は下のお知らせをクリックして頂けると幸いです。私たちが講義をしている講座となります。

人間関係講座

助け合い掲示板

コメントを残す

コラム監修

名前

川島達史


経歴

  • 公認心理師
  • 精神保健福祉士
  • 目白大学大学院心理学研究科修士

取材執筆活動など

  • AERA 「飲み会での会話術」
  • マイナビ出版 「嫌われる覚悟」岡山理科大 入試問題採用
  • サンマーク出版「結局どうすればいい感じに雑談できる?」
  • TOKYOガルリ テレビ東京出演


ブログ→
YouTube→
Twitter→