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妬みや嫉み心理を良いパワーに変えるコツを知ろう!

妬みや嫉みを良いモチベーションに変える

コラム①では、妬みや嫉みの基本的な知識を学んできました。今回は、「悪い妬み→良い妬み」についてご紹介します。

対象となるお悩み
・妬みが強い
・やる気を失う
・相手を妨害したくなる

コラム①でもお伝えしたように、妬みには「悪い妬み」と「良い妬み」があります。つまり、使い方によってはプラスの結果をもたらしてくれるのです。

今回は、妬みをプラスの力に変える方法をご紹介していきます。

妬みの良い面悪い面

それでは、妬みにはどのような特徴があるのでしょうか。妬みの良い面・悪い面についての事例をみていきましょう。

①良い妬み:努力の原動力に変える

・登場人物
月子さん 
拓郎くん

・状況
拓郎くんはテスト100点
月子さんはテスト60点
月子さんは拓郎さんを妬む

・月子さんの行動
勉強に勤しむ
拓郎くんに教えてもらう
拓郎くんを尊敬する

妬み

妬みを感じると、足りない部分を直そうという心理が自然と働きます。その結果、頑張るモチベーションが上がるというのです。その意味で、妬みは努力の原動力になると言えるのです。

②悪い妬み:努力を放棄する

・登場人物
次郎くん
拓郎くん

・状況
拓郎くんはテスト100点
次郎くんはテスト60点
次郎くんは拓郎さんを妬む

・次郎くんの行動
拓郎くんの勉強を妨害する
テスト中カンニングをする
自暴自棄なって勉強を放棄

妬み

一方で、妬みに感情に飲まれてしまうと、ズルをしようとしたり、やる気を損ねてしまいます。その結果、ますます結果がでなくなり、妬みの感情も増幅してしまうのです。

妬みを意欲に変えよう

では、どうすれば妬みをプラスの力に変えることができるのでしょうか?具体的には、以下の4つがキーポイントになります。

①他人の優れた点を認める
②できることを明確にする
③できないことを明確にする
④自分の課題を考える

それぞれについて詳しく見ていきましょう。

①他人の優れた点を認める

まずは、他人の優れた点を馬鹿にしたり嫉妬の渦に自分を巻き込むのではなく、「ああ、すごいな、○○さんなりに努力した結果なんだな」と認めることが重要です。

②できることを明確にする

次に他人だけではなく、自分のできる点もしっかり認めましょう。「できること」を知ると、それをさらに伸ばしていくことができます。自尊心の低下も防ぐことができます。

③できないことを明確にする

そして「できないこと」もまた考えましょう。できないことを知ると課題が明確になって、自分の問題に向き合うことができます。

できないことに蓋をしてしまうと、目標が定まらずただ他人が羨ましいという気持ちに支配されてしまいます。

④自分の課題を考える

最後に、相手の素晴らしい点を認めるつつ、自分がどう成長すればいいか?考えましょう。

妬みを良いエネルギーに

ここで、妬みをモチベーションに変えるために練習問題に取り組んでみましょう。まずは例文で手順を確認しましょう。

妬みをモチベーションに変えた例

登場人物
・同期の太郎くんと花子さん

妬み プラスに

状況
・営業成績はさほどかわらない
・花子さんだけが昇格
・希望する部署へも異動
・太郎くんは自信喪失
・花子さんに妬みを抱くように

 

解答例
①他人の優れた点を認める
⇒花子さんの仕事の速さは、くやしいけど凄い!

②自分にできることを明確にする
⇒自分はミスが少なく丁寧に仕事する。
花子さんにはない良さも持っている

③自分にできないことを明確にする
⇒自分の短所は仕事は遅いこと。
花子さんから刺激をもらって頑張ろう

④どう成長するか?を考える
⇒具体的には明日から、営業のトーク集を1日1つ書いて、積み重ねていこう

いかがですか。努力次第で花子さんに近づけたり、自分の良い部分に気づく事で、自尊心を傷つけず妬みを良いエネルギーにかえる事ができますね。

自分の例で実践練習

それでは、自分の例で取り組んで行きましょう。あなたが妬みを感じている事で考えてみましょう。

①他人の優れた点を素直に認める

②できることを明確にする 

③できないことを明確にする

④自分の課題を考える

練習問題をやってみていかがでしたか?すぐに自分の課題を見つけ出す事はできないかもしれませんが、少しづつ自信を付けていきましょう。

発展-昇華とは

負の感情をプラスの行動に結びつけることを心理学的に「昇華」と言います。発展的に下記の動画を参考にしてみてください。

妬みの感情をコントロール

妬みをモチベーションに変えると自尊心を持てるようになります。他者と関わり、集団の中で生活する私たちにとって、とても大切なことです。妬みの感情をコントロールするために、妬みをポジティブ行動に結び付くようにしましょう。

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コラム監修

名前

川島達史


経歴

  • 公認心理師
  • 精神保健福祉士
  • 目白大学大学院心理学研究科修士

取材執筆活動など

  • AERA 「飲み会での会話術」
  • マイナビ出版 「嫌われる覚悟」岡山理科大 入試問題採用
  • サンマーク出版「結局どうすればいい感じに雑談できる?」
  • TOKYOガルリ テレビ東京出演


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*出典・参考文献
・Foster, G. (1972). The anatomy of envy: A study in symbolic behavior. Current Anthropology, 13,165-202.