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優柔不断とは?完璧主義を緩めて対処しよう

優柔不断


優柔不断とは?完璧主義を脱して対処していこう③

優柔不断な人の特徴を対処しよう

コラム②では、優柔不断になってしまう原因の1つ「自分の決断に対する自信のなさ」について考えました。

自信をつけるためには、「小さな決断の成功体験を積み重ねていくこと」が大切でしたね。また、「時間制限を設けて」「前向きな自問自答」をすることの2点をコツとしてご紹介しました。

今回は優柔不断な人の特徴の2つ目、常に正しい決断や最善の選択を求める「完璧主義」となってしまう考え方を緩めて改善していく方法です。

100%正しい決断はない!

優柔不断な人の特徴優柔不断な人は、「100%正しい選択」「リスクゼロの決断」をしようとする完璧主義である場合があります。「この決断が本当にベストなのか?」「もっと他にも良い選択があるのでは?」と考えるうちに、なかなか物事を決めることができなくなるというわけですね。

しかし、そのような100%正しい選択やリスクのない決断というものは現実的には存在しません。当然ながら、実際にやってみないとどうなるか分からないことの方が多いのです。

そうなると、いかに折り合いをつけるか、ある種の割り切りができるかということが必要です。そのための考え方として、2つの方法を述べていきます。

優柔不断ならベストよりベターで選ぶ

今までを振り返ってみて、仮に「これがベストだ!」と思って決めたことは、本当に最適解ばかりだったでしょうか?おそらく、違うことも多かったはずです。ベストだと決めて正解することもあれば、「あれ、違った」ということも結構ありますよね。

また、たとえ、決断した時点でベストな選択だったとしても、その後に状況が変わってくることもあります。不確実なベストを求めるのであれば、「ベター」と思える決断・判断で行動に移した方がベターです(笑)。「ベター」を考える上でのコツは、「70点くらいならOK」とすることです。

では練習問題で考えてみましょう!

練習問題
次の場面で、ベターな決め方をしてみましょう。

・飲み会の居酒屋を決める

・異性をデートに誘うかどうか決める

 

解答例
・飲み会の居酒屋を決める
→食べログで3.5以上の評価かつ最寄駅から5分以内のお店がベストだけど、3.0以上の評価で駅近ならベターとして決める!

・異性をデートに誘うかどうか決める
→色白のさらさらロングヘアの女子がベストタイプだけど、笑顔が素敵なおかっぱならベターとしてデートに誘う!

優柔不断なら選択肢は増やしすぎない

優柔不断な人の特徴とは完璧主義で優柔不断な人は、「より良い決断」「より良い選択肢」を求め続け、情報収集に明け暮れます。しかし、その判断材料や選択肢の多さが返って決断力を鈍らせている可能性があるのです。

心理学者のSchwartz.B(2002バリー・シュワルツ)は、選択肢を増やせば増やすほど、どの選択肢も選べなくなってくる現象を「選択のパラドックス」として唱えています。

情報や選択肢は、あればあるほど迷ってしまい、後悔する確率もアップしてしまうのです。選択しなかった別の方の良い所を想像してしまい、選んだ選択肢に対して不安や不満を持ってしまうからです。

ある程度の情報収集は必要ですが、一定の期限を設定して強制終了させる、ということも大切です。普段から自分の中での「基準」や「ルール」を決められるように、練習問題に取り組んでみましょう。

練習問題
以下のような情報収集の時に、「選択のパラドックス」に陥らないための強制終了ルールを決めましょう!

・一人暮らしのために賃貸物件探すとき

・「話し方講座」をWEBで探すとき

 

解答例
・一人暮らしのために賃貸物件探すとき
→不動産会社は2社までにする!
→内見するのは4部屋までにする!

・「話し方講座」をWEBで探すとき
→検索ページは2ページまでにする!
→比較するのは3社までにする! 

 

完璧主義を緩めて優柔不断を改善!

完璧主義な人にとって、「ベストよりベターな決断・選択」、「情報・選択肢を減らす」という方法は、はじめは難しく感じるかもしれません。

しかし、少しずつ習慣化して行動に移していくことで、これまで不確実な完璧を追い求めて浪費していた時間や労力、ストレスや不安が低減され、幸福感にも繋がっていくのです。

決断において、「完璧」や「絶対的」というものはありません。そして、「失敗」や「絶望」でもなく、得られるのは経験と次へのチャンスです。間違いだと分かれば、軽やかに方向転換すれば良いだけなのです。「ベストなタイミングではない」「判断材料が十分でない」、と躊躇して決断を遅らせることで、せっかくのチャンスを逃さないようにしましょう。常に、そのように意識することで、人生において本当に大切な決断を満足にできるようになるはずです。

次回は、優柔不断になってしまう原因の3つ目「他人への配慮や人からの評価」で優柔不断となってしまう場合の対処法について解説していきます。次回の優柔不断コラムもお楽しみに!

★「完璧さを求めない」という意識で優柔不断を改善しよう

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コミュニケーション講座

※出典
杉浦義典・杉浦知子・丹野義彦(2007)「日本版不決断傾向尺度の信頼性と妥当性の検討」人文科学論集・人間情報学科編
斎藤聖子・緑川晶(2016)「優柔不断尺度の作成と信頼性および妥当性の検討」社会心理学研究 日本社会心理学会
清水健司・清水寿代(2015)「完全主義者にとって有効な認知的対処とは何か」社会心理学研究 日本心理学会
石田裕昭(2005)「大学生の完全主義的傾向と課題解決方略の非効率性 : なぜ彼らの努力は報われないのか」社会心理学研究 日本社会心理学会
藤田正(2008)「大学生の完全主義傾向と先延ばし行動の関係について」教育実践総合センター研究紀要
増井綾乃・岩永誠・水子学(2008)自己志向的完全主義と 責任性の認知が情報収集行動に及ぼす影響日本健康心理学会
剱持慈子(2005)「完全主義における強迫的行為としての不決断傾向」
日本パーソナリティ心理学会大会発表論文集
Schwartz, B., Ward, A., Monterosso, J., Lyubomirsky, S., White, K., & Lehman, D.(2002)「Maximizingversus satisficing : Happiness is a matter of choice.」 Journal of Personality and Social Psychology
和田秀樹(2011)「大切なところで迷わない『1分間決断力』」新講社
シーナ・アイエンガー(2010)「選択の科学」文藝春秋刊



基準やルールを決めて克服を目指そう