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コンプレックスを克服!2つ方法で長所を見つけよう

コンプレックス,克服


コンプレックスを克服する2つ方法で長所を見つける-臨床心理士が解説② 

長所を見つけてコンプレックスを撃退

コラム①では、コンプレックスとは何か、そしてコンプレックスの原因とその解決法について説明してきました。解決法は「①見方・捉え方を変える」「②人の評価と上手に付き合う」「③自分の価値観を大切にする」というものでした。

今回は、コンプレックスを克服する方法の1つ目「考え方・捉え方を変える」について解説します。カウンセリングで用いる問題解決を目的とした「リフレーミング」「例外探し」という、2つの方法をご紹介します。自信が持てないという人は、ぜひ参考にして考え方を変えていきましょう。

 

短所を長所に変換する方法

リフレーミングでコンプレックスを克服まずは、1つ目の方法「リフレーミング」についてご紹介しましょう。

リフレーミングとは、カウンセリングの中で問題解決を目標としたセラピーで主に用いられている技法です。具体的には、ある枠組み(フレーム)で捉えられている物事を枠組みをはずして、違う枠組みで見ることを指します。短所だと思っていた自分のコンプレックスが意外な長所として捉えることができます。

私たちはコンプレックスとして、何かが気になるとそのことばかりに気を取られてしまいます。そうするとそのコンプレックスがどんどん憎たらしいものとして感じられてしまうという悪循環になってきます。自分の悪いところを見直したり、そして悪い部分以外を見ていくことが大切なのです。

リフレーミングを練習しよう!

ここで、リフレーミングの練習問題に取り組んでみましょう。

練習問題
①みなさんが感じているコンプレックスを思い出してください。

 

 

②そのコンプレックスの中でいいところはありませんか?

 

 

解答例
①みなさんが感じているコンプレックスを思い出してください。
→自分は職場の中で160㎝代前半と一番背が低い。男性なのに。
→他の同僚は180㎝や190㎝を超えている人も中にはいる。

②そのコンプレックスの中でいいところはありませんか?
→親しみやすい。営業職としてそう見えるのは武器。
→営業先の住宅で頭を打つ心配がない。
→営業車に乗る時、スムーズに乗れる。
→服のサイズをとりあえずどこの店でも見つけられる。

 

練習問題をやってみていかがですか?コンプレックスと感じていた事が捉え方を変えたら長所にみえてきたのではないでしょうか。

この「リフレーミング」は非常に大切です。リフレーミングをすることで、今まであなた自身がコンプレックスと感じているものが、実は長所や利点になることがあります。リフレーミングの技法を使えば、自分の長所をより多く引き出すことができます。

 

コンプレックス以外に目を向ける方法

例外探しでコンプレックスを克服2つ目の方法「例外探し」です。

例外探しとは、同じく問題解決を目標としたセラピーなどで主に用いられている技法です。具体的には、コンプレックスとなっている自分の悪いものととらえている部分以外に目を向けていくと、意外と良い部分が見つかりコンプレックスを解消していけることがあります。

ここで「例外探し」を少し練習してみましょう。

「あなた自身を自分の部屋におかれている棚に例えてみましょう」

ポイント!
入っている棚(長所)にも注目!

コンプレックスの強い状態というのは、私たちはモノが入っていない棚だけに視点を向けてしまっているような状態です。もしかしたらモノが入っていないのは1つの棚だけかもしれないですよね。あるいは他の棚には、あなたの強みになるようなものや他の人から見ればステキに見えるような部分があることがあります。

ポイント!
相手から見ればあなたにも魅力がある

コンプレックスとは、「他の人と比べて自分は何も持っていない・・」という悩みであることが多いですね。しかし実は他の人にとっては、あなたのある部分がうらやましいということがあったりするのです。まさに隣の畑はよく見えるという状態ですね。

信じられないかもしれませんが、私も臨床心理士としてカウンセリングや集団ワークショップなどをしていると、そうした体験をされている場面に出くわすことが少なくありません。

「例外探し」を練習しよう

「例外探し」のポイントはわかりましたか。ここで練習問題に取り組んでみましょう

練習問題
あなたという人を本棚に例えた時に、どんなものが入っていると思いますか?思いつく事を本棚ワークシートに入れてみましょう。

それぞれ自分の中に何が入っているか埋めていってみてください。どんな小さいことでも構いません。できる限り埋めてみましょう。

本棚ワークシート

コンプレックスを克服する練習

例えば、こんな感じです。

Aさんの例

コンプレックスを克服する練習Aさんには、学歴にコンプレックスがあるため社会的地位のところは埋められませんでした。しかし、その他の棚にはたくさん入っています。こうしていくと、意外と自分自身にもステキなところはたくさんある事に気づけます。

「例外探し」は、自分の短所と感じているコンプレックスの部分以外に視点を向けていく事で、自分の強みや長所を探していくということが可能です。実はあなたにも多くの良いところがあります。他の人がうらやむような素敵な何かがあります。ぜひ探してみてください。それはコンプレックスに目を向けていると、気づけなくなってしまいます。それはとてももったいないことですね。

 

コンプレックスは考え方次第で長所に

コンプレックスで自信を持てないという時は、「リフレーミング」と「例外探し」の2つのワークが有効です。どちらも自分自身の長所を発見するためのものです。私たちはコンプレックスばかりではなく、一人ひとりが長所や強みをたくさん持った存在なのです。コンプレックスを強く感じたときなど困った時に、思い出して使ってみてください。

次回は、コンプレックスを克服する方法の1つ目「人の評価と上手に付き合う」についてご紹介します。

★コインプレックスを強く感じた時には、2つの方法で長所を見つけよう

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コミュニケーション講座

*出典・参考文献
若島孔文(2011) ブリーフセラピー講義―太陽の法則が照らすクライアントの「輝く側面」  金剛出版
大野裕(2003)こころが晴れるノート:うつと不安の認知療法自習帳 創元社



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