>
>
>

断り方のスキルを臨床心理士が解説!上手に断ろう

断り方


断り方のスキルを臨床心理士が解説!上手に断ってポジティブな印象を④

断り方のスキルUPを!

コラム③では、上手な断り方の1つ「代替案を提示する」についてご紹介しました。相手の成長のためには断ることも必要で、ネガティブな気持ちを緩和させる断り方として、代替案を提示する方法をご紹介しましたね。

今回は、上手な断り方の3つ目「Iメッセージで上手に断る」について考えていきましょう。そもそも断った経験が少なく、どうやって断ったらいいのかもわからないというパターンですね。今回のコラムで、上手な断り方のスキルを身に付けましょう。

上手な断り方には「Iメッセージ」を

上手な断り方Iメッセ―ジ上手く断れない人は、自分の気持ちを相手に伝えるのが苦手という場合が多いです。言い換えると、自己主張が上手くできないということです。上手に断るには、自己主張して自分の気持ちを相手に伝えるスキルが必要です。

そこで便利なのが「Iメッセージ」という方法です。「Iメッセージ」は、心理学の「アサーション」という分野でよく使われるテクニックの一つですが、上手な断り方をする時にも効果的に使えます。

「Iメッセージ」のポイントは、自分の気持ちを相手に伝える時に「私は…」を主語にした文章を考えるということです。「私は…」を主語にすることで、言葉が自分の気持ちとして伝わりやすく、丁寧な印象にもなります。

例えば、飲み会に誘われて、行きたいけれど断らなければならない時「私は…」を主語にして考えるとこうなります。

「私は飲み会に行きたいけれど、
 今回は参加できません。」

自分の気持ちを踏まえた丁寧な断りの文章になりますね。「行きたかった」というポジティブな気持ちを伝えることができますし、この後の練習問題で登場しますが、ネガティブな気持ちを伝える時にも便利に使うことができますよ。

 

「Iメッセージ」を使った練習問題

それでは早速、Iメッセージを使った練習問題をやってみましょう。ポイントは、主語を「私は…」で始まるようにすることです。

以下の問題を読んで、Iメッセージを使った上手な断り方の文章を考えてみてください。コラム②でご紹介した方法を組み合わせてもいいですよ。

上司への断り方の練習問題

練習問題1
あなたは、会社の上司から「飲みにいかないか?」と誘われました。行きたくないわけではありませんが、まだ仕事が終わっていないので、残業しようと思っていたところでした。

Iメッセージを使って断ってください。

 

 

解答例
(私は)誘っていただいて嬉しいのですが、あいにく(私は)仕事が終わっておらず、残念ながら行くことができません。

この解答では、Iメッセージを使って、誘ってもらって嬉しかったこと、仕事があって行けないのが残念という気持ちを伝えています。主語の「私は…」は、言葉にするとより丁寧な印象になりますが、省略しても意味が通る場合や、会話として不自然になってしまう場合は、実際に声に出さなくても大丈夫です。臨機応変に使ってみてくださいね。

 

断り方の練習問題

練習問題2
あなたは買い物に行きました。歩いていると、ある人に声をかけられて簡単なアンケートに答えました。しかし、その人はどんどん話を進めていき、最後には高額な商品の購入を勧めてきました。

Iメッセージを使って断ってください。

 

 

解答例
申し訳ありませんが、私はそんな高い物を必要としていません。強く勧められても(私は)困ってしまいます。

この解答では、Iメッセージを使ってネガティブな気持ちを伝えています。自分には必要ないということと、「困ってしまう」という気持ちで、やんわりと「迷惑である」と言っていますね。

 

どちらの解答例も、主語を「私は…」で考えることで、自分の気持ちが表しやすくなります。また、相手にも丁寧な印象で伝えられていると思いませんか。

 

断り方でネガティブもプラスに

上手な断り方で相手に好印象を今回の練習問題では、Iメッセージを使った断り方を考えていただきました。Iメッセージは、実は普段私たちが何気なく使っていることなのですが、上手に断るためには改めて意識することが大切です。Iメッセージを、断る場面で少しずつ使っていけば、上手な断り方のスキルがどんどん伸びていくはずです。

特に、頼まれごとをされて「嫌だな」と感じた時に我慢するのではなく、Iメッセージを使って自分の気持ちを丁寧に伝えてみてください。ネガティブな思いもプラスの印象で相手に伝えることができるのです。

次回は、断り方コラムのまとめとしてお伝えしてきたポイントをご紹介していきます。一緒に確認していきましょう!

★断り方のコツ「Iメッセージ」でネガティブな印象をプラスへ

次のコラムへ進むボタンはもう少し下にあります。その前にちょっとだけお知らせです・・・申し訳ありません。(^^;コラムだけでなく心理の専門家の講義を受けてみたい!という方は下のお知らせをクリックして頂けると幸いです。私たちが講義をしている講座となります。

人間関係講座



Iメッセージで上手に断ろう