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好奇心を高める「とりあえず聞く・調べる法」とは④

好奇心を高める「とりあえず聞く・調べる法」とは④

コラム①では、好奇心について概観していきました。軽くおさらいをすると、「①2つの意味」「②メリット」「③とりあえず聞く・調べる法」「④好奇心ツリー」「⑤スモールステップ」の5つでしたね。

今回は、「③とりあえず聞く・調べる法」についてご紹介していきます。

好奇心を高める方法

とりあえず聞く・調べる法

もし知らない話題が出ると、すぐに好奇心を持てないから、つまらない…とシャットダウンしてしまう癖がある方は要注意です。

・詳しく聞いた上 → 興味を持てない
・話題を聞かずに → 興味を持てない

2つは非常に大きな差があります。

*監修の川島(精神保健福祉士)が動画でも解説しています。
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この2つは非常に大きいな差があります。下記の図は、人間の興味や好奇心の動きを整理したものです。

理解度ゼロのとき、何も知らないのですから、基本的には興味を持つことができません。それどころか不安感が大きいです。

しかし、だんだんと理解していくに連れて、興味が芽生えていきます。心理学的には60%ぐらいのラインが好奇心のピークがきます。知りすぎると飽きてしまうのですね。

とにもかくにも知らない話題や知識が出てきたら、「とりあえず聞いてみる」「とりあえず調べ続けてみる」という姿勢を心掛けると良いでしょう。この姿勢が欠如している人は、様々な会話のシュチュエーションで困ることになります。他人との関係の中で興味の幅を広げらないため、視野が狭くなってしまうのです。

食わず嫌いしないで、最初の入り口は興味がないのが当たり前だから、とりあえず情報を集めよう!という気持ちで気楽に進めていきましょう。段々と拡散的好奇心が出てくると思います。

フロー体験と好奇心

好奇心に近い研究として、心理学にフローという概念があります。フロー体験とは簡単に説明すると、ある物事に没頭としていて、時間や自分を忘れて集中している状態のことです。

ミハイ・チクセントミハイ(2000)は著書である「フロー体験 喜びの現象学」の中でどんな状況化でフローが起こりやすくなるか説明しています。

上図のように物事に対しての「難易度」と「スキル」が両方を高い状態でフローが起こりやすいとされています。簡単すぎても、難しすぎても好奇心はわかずモチベーションは高まらないのですね。

初めて聞く話題は、わからないことが多く、当然無気力になりやすいと言えます。しかし、だんだんと理解が進んでくると、フロー状態に近くなり、好奇心が刺激されていきます。このような心の原理を理解しておくと、好奇心が刺激されるまで、我慢できるようになるかもしれません。

食わず嫌いする事例

それでは、とりあえず聞く・調べる法を事例で理解していきましょう。

登場人物①:コウキさん

食わずぎらいする性格

好奇心を高める方法

登場人物②:スミレさん

とりあえず聞く・調べてみる性格

興味を高める方法

事例

コウキさんとスミレさんは、時代の流行に疎い会社員です。ある日の飲み会で、周囲がキャッシュレスの話で盛り上がっていました。コウキさんとスミレさんは全く話についていけず、周りがわいわい話しているなか2人は沈黙してしまいました。

ここで2人の対応の仕方を比較してみましょう。

①コウキさん
→キャッシュレス?現金のほうがいい…と考える
→知らない話題に入っていけない…
→ひたすら食事をする
→そのまま沈黙しつづける
好奇心 ない

②スミレさん
→どんどん文明は進んでいくなあ~
→とりあえずどんなものか聞いてみよう
 キャッシュレスってどんな仕組みですか?
 どんなアプリがあるんですか?
 どんなメリットがあるんですか?
 とりあえず質問してみる。または調べてみる。
→決済が楽になり、時間節約になった

どちらがいいかは個人の判断ですが、とりあえず聞く・調べるというスタンスを取っていく方が、さまざまな情報が集まっていきます。関心のなかった話題でも、話を聞いてるうちにだんだんと好奇心が芽生えてくることも多いのです。

聞く・調べるで好奇心UP!

とりあえず聞く・調べる法はいかがでしたか。自分が知らない話題だからといって、頭ごなしにシャットアウトしてしまうと、好奇心を育てる機会を失ってしまいます。知らない話題が出たら、むしろチャンスだと思って、とりあえず聞く・調べるなどの行動を起こしてみてください。もしかすると、ひょんなことがきっかけで人生を大きく変えることになる可能性もありますよ。

次回は、「④好奇心ツリー」について解説していきます。お楽しみに!

★知らない話でもまずは聞いてみよう!

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目次

①好奇心を持つコツ専門家が解説 ​
②好奇心の2つの意味とは
③高いことのメリット
④高める方法「とりあえず聞く法」
⑤ツリーで興味関心を発見!
⑥飽きない方法・スモールステップ法
⑦好奇心の強さを診断・チェック

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コラム監修

名前

川島達史


経歴

  • 精神保健福祉士
  • 目白大学大学院心理学研究科修士
  • 社会心理学会会員

取材執筆活動など

  • AERA 「飲み会での会話術」
  • マイナビ出版 「嫌われる覚悟」岡山理科大 入試問題採用
  • サンマーク出版「結局どうすればいい感じに雑談できる?」
  • TOKYOガルリ テレビ東京出演


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出典・参考文献
古屋 健 2017 大学生の学業遅延傾向に関わる性格特性について 立正大学心理学研究所紀要
ミハイ・チクセントミハイ(2000)「フロー体験 喜びの現象学」