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優柔不断な人には自信が必要!決断する方法を身に付けよう

優柔不断


優柔不断な人は自信を持って決断する方法を知ろう②

優柔不断は3つの原因に対処しよう

コラム①では、「決められない」「優柔不断」と言われる人の原因を3つあげました。

具体的には、「①自分の決断に自信がない」「②最善の選択を求める完璧主義」「③人からの見られ方や評価を気にし過ぎてしまう」というものでしたね。

今回は、優柔不断となってしまう原因の1つ、「自分の決断に自信がない」ということについて考えていきたいと思います。

優柔不断なら決断後のプラス思考が大切

優柔不断な人の特徴優柔不断な人は、あらゆるリスクを想定し、マイナス思考に陥って自信がなくなってしまうのです。しかし、時間をかけて散々悩んだからといって、後悔しない決断ができるとは限りません。

ならば、不正確な未来予測に時間を割いて苦慮するよりも、早く決断して、いざ何か問題が発生したら軌道修正する、とした方がはるかに効率的です。早い決断であればれるほど、修正や改善できるチャンスもつかみやすくなります。「決断前のマイナス思考」から「決断後のプラス思考」に、考え方をシフトしていく感じですね。また、もし何かを「やる」か「やらない」かで迷っている場合は、「やる」という選択をした方が後悔は少ないかもしれません。

Gilovich & Medvec(1995)の研究や上市・ 橋見(2004)の場面想定実験でも、人は「やった」ことへの後悔よりも「やらなかった」ことに対する後悔の方が強く感じる、という実証データが出ています。

何はともあれ、「まずは行動をしてみる!」というのが、決断できる人への近道のようです。

小さな成功体験で優柔不断を改善!

どんなことであっても、成功した!という実感や体験がなければ、自信は生まれません。

まずは、「即断即決できた」という事実が必要なわけです。毎日は小さな選択の連続です。その一つ一つの選択を、できるだけ早くやることで「決断瞬発力」を付けていきましょう。

例えば、毎朝の服選びやランチメニュー、次の休日の予定など、決めることはいくらでもありますよね。以下の2つのポイントを押さえて、決断瞬発力を高めていきましょう!

① 決めるまでの制限時間を設ける
できるだけ、「1分以内に決める」や「この日までに決める」など、時間を区切るようにしましょう。

優柔不断な人、決められない人、というのは、時間をかけて迷うことがくせになってしまっていたりもします。言い換えれば、時間をかけて迷うことを自分に許可している状態なので、「時間をかけずに決める」というルールを自分に課すのです。さて、それではさっそくここで何か決めてみましょう!

練習問題
決めること
「               」

制限時間:10秒で決めてみましょう!

10秒で決めた結果
「               」

 

解答例
決めること
「このコラムを読んだら何をするか」

10秒で決めた結果
「小腹が空いたので何か食べる!」

 

② 前向きに自問自答するクセをつける
人が決断や選択をするときには、「どうするべきだろう?」等と頭の中で自問自答をしています。

心理学では、「自己会話(self-talk)」や「内的会話(inner-dialogue)」といい、意思決定や問題解決にも有効とされています。それを前向きな言葉や質問で行っていくのです。

例えば、何かうまくいかなかったり切羽詰まった状況では…「なぜこんなことになってしまったんだろう?」と、ネガティブな自問自答を繰り返してしまいがちです。それをできるだけ、「どうしたらうまくいくかな?」という具合に、前向きな言葉や質問に変えていくのです。

人の批判や自責ではなく、「問題の本質」に目を向けることで、良い決断や結果に結びつきやすくなるのです。さらに、目的へのモチベーションも高まることも期待できます。

練習問題
さあ、またここで練習してみましょう。ネガティブな自問自答を前向きに考えてみましょう!

・なぜこんな目にあってしまったのか…
(前向きな自問自答)→

 

・どうすれば損しないだろうか?
(前向きな自問自答)→

 

解答例
・なぜこんな目にあってしまったのか…
(前向きな自問自答)
→今、できることって何だろう。相手は何を望んでいるのかな?

・どうすれば損しないだろうか?
(前向きな自問自答)
→どうしたらwin-winになれるのかな?

 

自信のある決断は後悔がない!

小さな成功体験が優柔不断を改善このようにして「決断瞬発力」が高まってくると、それが成功体験となり、自分の決断への信頼感につながります。

さらに、中西・井上・志和(2015)の研究によると、「後悔は、意思決定時の自信の強さに依存し、自信が強いほどネガティブな結果が得られた場合の後悔が少ない」のだそうです。

仮に、良くない方向や結果となったとしても、その時に自信を持って決断ができれば、後悔の度合いも低くなるということです。そして、その経験は必ず、次の前向きな決断や行動に活きてくるはずです。

「自分が決めた事」をやりきる習慣は、実績と自信を育ててくれます。それが積み重なると、「自分ならできる」と認識できるようになり、自然と決断力になっていくのです。日々の小さな決断の積み重ねから、是非とも、自信と決断力を身につけてください。

次回は、優柔不断になってしまう原因の2つ目「最善の選択を求める完璧主義」についてお伝えします。次回もお楽しみに!!

★優柔不断な人は、小さな成功体験で 自信をつけよう

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コミュニケーション講座

※出典
杉浦義典・杉浦知子・丹野義彦(2007)「日本版不決断傾向尺度の信頼性と妥当性の検討」人文科学論集・人間情報学科編中西大輔・志和資朗・井川純一広(2015)「自信があれば後悔しない一意思決定への自信が後悔に与える影響」日本感情心理学会福田市朗(2003)「意思決定理論における心理学的なアプローチ」経営情報研究 : 摂南大学経営情報学部論集浦上昌則(1995)「学生の進路選択における自己効力に関する研究」名古屋大學教育學部紀要. 教育心理学科 内藤誼人(2004)「なぜあなたは後悔ばかりしているのか」ソフトバンクパブリッシングマリリー・G・アダムス(2014)「 新版 すべては『前向き質問』でうまくいく 質問思考の技術/クエスチョン・シンキング 」ディスカヴァー・トゥエンティワン和田秀樹(2011)大切なところで迷わない「1分間決断力」新講社



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