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質問力

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友達や好きな人と一気に仲良くなる ハーバード流 最強の質問術 完全ガイド

皆さんこんにちは。コミュニケーション教室を開催している公認心理師の川島達史です。

「沈黙が怖くて、つい自分語り…」
「笑わせようとして空回り…」

――そんな経験はありませんか?

実は、人間関係を良くする最大のコツは、面白い話をすることではありません。

最新の心理学研究では、会話の満足度を決めるのは「話のうまさ」ではなく、実は「質問の量」であると証明されています。無理に自分をアピールしなくても、相手に正しく関心を向けるだけで、あなたは「また会いたい」と思われる魅力的な人になれるのです。

この記事では、ハーバード大学の研究をもとに、「今日からすぐ使える質問のテクニック」を紹介していきます。

◆全体の目次
①質問が多いほど好かれる
②なぜ質問は効く?
③質問術の好感度ランキング
④フォローアップ質問のコツ
⑤「ど」を使った会話術
⑥2つの質問ルール
⑦好感度を高める質問術5選
⑧より深く学びたい方へ

※本テーマは動画でも解説しています。
文章でじっくり読みたい方はこのままどうぞ。映像で学びたい方は、以下もご活用ください。

質問が多いほど好かれる

「質問しすぎると迷惑に思われるのでは」そう不安になる方も多いかもしれません。しかし、その心配を完全にくつがえす研究があります。むしろ、質問の量は好感度に直結するということが研究で明らかになっています。

ハーバード大学の研究チームの概要が分かる画像

ハーバード大学の研究チームは、約300人を対象としたチャット実験を行い、質問が相手の好意にどう影響するかを調査しました。その結果、驚くべきデータが得られました。

また会いたいの獲得率をまとめたハーバード大学の研究

4分間の会話の中で、質問を15回以上した人は、4回以下だった人に比べて「また会いたい」と思われる確率が約2倍(50%)に跳ね上がったのです。

つまり、質問は多ければ多いほど良いということです。遠慮する必要はありません。むしろ積極的に質問することで、相手はあなたに好意を持ちやすくなります。

なぜ質問は効く?

なぜ、質問するだけでこれほど好かれるのでしょうか。その鍵は脳の「報酬系」にあります。

人は自分の話をしているとき、脳の報酬系と呼ばれる部分が活性化します。これは、おいしい物を食べたときや成功したとき、お金をもらったときと同じ場所です。つまり、自分の話をすることは脳にとって快感なのです。

質問をして相手に話してもらうことは、相手の脳にごほうびを与える行為になります。人は、自分を気持ちよくさせてくれる人を自然と好きになるものです。

口下手な人こそ、面白い話を用意するのではなく、相手に「脳のごほうび」をあげる意識で質問をしてみましょう。

質問術の好感度ランキング

ハーバード大学の研究では、質問を4つのタイプに分類し好感度を数値化しています。どの質問を優先すべきか、そのランキングを見てみましょう。

質問によって変わる好感度のスコアをまとめたハーバード大学の研究

この違いを知ることで、あなたの会話力は格段に上がります。

1位 フォローアップ質問

最も好感度が高いのが、相手の話を受けてさらに詳細を尋ねる質問です。例えば

「ラーメン食べたんだ」
  ↓
「へえ、何味が一番好き?」
  ↓
「醤油かな」
  ↓
「醤油のどこが好きなの?」

といった流れです。「あなたの話をちゃんと聞いていますよ」というサインになり、親密度が高まります。

2位 導入の質問

「最近どう?」など、会話のきっかけを作る質問です。初対面や久しぶりに会ったときに便利です。ここから会話を始めて、フォローアップ質問につなげていくのが理想的な流れです。

3位 ミラー質問

「〇〇さんは?」と、相手の質問をそのまま返す質問です。例えば、

「好きな曲ある?」
  ↓
「〇〇かな、あなたは?」

といった形です。便利なテクニックですが、多用すると受け身な印象を与えてしまうので注意が必要です。

4位 方向転換質問

最も評価が低かったのが、相手の話を途中で遮って話を変えてしまう質問です。

「ラーメン美味しかった」
  ↓
「そういえばテスト勉強した?」

など、相手の話を無視して別の話題に移ると、「興味を持たれていない」と感じされてしまい、満足度を著しく下げてしまいます。

フォロアップ質問のコツ

フォローアップ質問が強い要因は、相手に安心感を与えるからです。「この人は私を理解しようとしてくれている」という安心感から、人は自然と心を開きます。コツは「それでどうなったの?」「それからどうしたの?」と相手の感情の先を促すことです。

たとえば、「昨日映画見たんだ」と言われたら、

へえ、何見たの?
  ↓
「アクション映画」
  ↓
どうだった?
  ↓
「めっちゃ良かった」
  ↓
どのシーンが一番好き?

このように、一つの話題を丁寧に深掘りするだけで、会話は自然と盛り上がり、相手は「話してよかった」という満足感に包まれます。質問力が高まるフォローアップ質問で楽しく会話するイメージ画像

 

「ど」を使った質問術

質問が思い浮かばないときは、「ど」を使いましょう。

「いつ」「どこで」ではなく、「どうだった?」「どう感じた?」と聞くことがポイントです。「いつ行ったの?」と聞くと「昨日」で終わってしまいますが、「どうだった?」と聞けば、相手は自由に感想を話せます。例えば、

「ディズニー行ったんだ」
  ↓
「へえ、どうだった?」
  ↓
「すごく楽しかったよ」
  ↓
「準備はどんな感じでやったの?」

相手が自由に話せる余白を作るだけで、質問力は格段にアップします。質問力を高める「ど」を使った会話のイメージ画像

2つの質問ルール

質問が大切とはいえ、矢継ぎ早に問い詰めては「尋問」になってしまいます。心地よいリズムを作るために、次の2点を守りましょう。

1.自己開示を加える

「私はこうなんだけど、君はどう?」というように、自分の話を少しだけ混ぜます。「自己開示1:質問2」の割合を意識すると、会話にバランスが生まれ相手も安心して心を開くことができます。

2.リアクションを大切にする

「へえ」「すごいね」「それは大変だったね」といった感情をのせるリアクションを返しましょう。驚いたり、共感したり、感情を表現しながら質問することで、相手は安心して話し続けられます。

 

好感度を高める質問術5選

好感度を高める質問力のポイントを5つ紹介します。

①質問は「多すぎる」くらいが丁度いい
遠慮せず、興味を持ってどんどん聞きましょう。

②フォローアップ質問を意識する
一つの話題を「さらに詳しく」聞くことが、信頼への近道です。

③話題の「方向転換」は我慢する
相手が話し終わるまで、話題を奪わないようにしましょう。

④「ど?」で余白をつくる
相手が自由に話せる質問をしましょう。

⑤自己開示とリアクションを忘れず
温かい雰囲気の中で、お互いの理解を深めていきましょう。

会話の目的は、自分がうまく話すことではなく、「相手の魅力を引き出すこと」です。あなたが質問というスポットライトを当てることで、相手の中にある面白さを、質問で引き出せばいいのです。

まずは身近な人に「最近どう?」と声をかけてみてください。そして、返ってきた答えに「それでどうなったの?」とフォローアップしてみてください。そこから、新しい関係が始まります。

発展的な質問を学ぼう

本コラムでは、ハーバード大学の研究をベースに解説をしてきました。質問の技術としては、他にも複数あります。是非参考にしてみてください。

5W質問

オウム返し、肯定返し、自己開示ができるようになったら、いよいよ質問が解禁されます。質問は連発はNGですが、もちろん会話の要所要所で使うのはOKです。まずは基礎となる5W質問から是非練習してみてください。

5W質問練習

感情質問

5W質問は会話を継続させたり、情報を整理する効果がありますが、やや硬くなりやすい質問です。そこでもう1つの質問技術として感情質問も覚えておきましょう。感情質問を質問に感情を入れることで、暖かい会話を追求していく手法となります。」

感情質問練習

オープン,クローズクエッション

オープンクエッション,クローズクエッション

 

より深く学びたい方へ

ダイコミュでは、本コラムの筆者である川島達史をはじめ、公認心理師がコミュニケーション教室を開講しています。内容は以下のとおりです。

・聞き力,話す力をつける練習
・緊張を緩和,心理的トレーニング
・健康的に人間関係を築く練習

🔰体験受講🔰に興味がある方は下記の看板をクリックください。筆者(川島)も講師をしています(^^) 

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コラム監修

名前

川島達史


経歴

  • 公認心理師
  • 精神保健福祉士
  • 目白大学大学院心理学研究科 修了

取材執筆活動など

  • NHKあさイチ出演
  • NHK天才テレビ君出演
  • マイナビ出版 「嫌われる覚悟」岡山理科大 入試問題採用
  • サンマーク出版「結局どうすればいい感じに雑談できる?」


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元専修大学教授 長田洋和

名前

長田洋和


経歴

  • 帝京平成大学大学院臨床心理学研究科 教授
  • 東京大学 博士 (保健学) 取得
  • 公認心理師
  • 臨床心理士
  • 精神保健福祉士

取材執筆活動など

  • 知的能力障害. 精神科臨床評価マニュアル
  • うつ病と予防学的介入プログラム
  • 日本版CU特性スクリーニング尺度開発

臨床心理士 亀井幹子

名前

亀井幹子


経歴

  • 臨床心理士
  • 公認心理師
  • 早稲田大学大学院人間科学研究科 修了
  • 精神科クリニック勤務

取材執筆活動など

  • メディア・研究活動
  • NHK偉人達の健康診断出演
  • マインドフルネスと不眠症状の関連