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うまい断り方で仕事のスキルを伸ばそう!

断り方,仕事


断り方にプラスα。ネガティブな要素が緩和③

コラム②では、断れない原因の1つ、「他人の評価を気にしすぎる」の対処法を考えました。嫌われない断り方の2つのコツ「相手の気持ちを察する」「感謝や謝罪の気持ちを述べる」を、断る時に使ってみてくださいね。

今回は、断れない原因の2つめ「自己犠牲精神が強い」について考えます。自己犠牲精神に、どう対処すればいいのか一緒に考えていきましょう

 

自己犠牲は相手も自分もマイナス

例えば仕事の場面で、自己犠牲精神から断りたい気持ちを抑え仕事を引き受けていたとしたら、相手はどう感じるでしょうか。もちろん、あなたの優しい気持ちに感謝はしてくれるでしょう。しかし

「困った時には助けてもらおう」
という、甘えや仕事の創意工夫を怠るなど、相手の成長を妨げてしまう思考を与えている可能性もあります。また、あなた自身も、自己犠牲精神で引き受けているため、

「自分さえ我慢すればいい」
という気持ちが大きいためストレスになります。このように自己犠牲精神で成り立つ関係は、自分にも相手にもマイナスになってしまう可能性があります。

このような関係にならないためには、どのような断り方をしていくといいのでしょうか。

 

ネガティブを緩和させる断り方とは?

マイナスの関係にならないためには、断った後のフォロとして代替案を提示すると良いでしょう。代替案は、自分を受け入れる事と相手への配慮も感じられるため、自己犠牲精神から断れない人が強く感じている「断る事=ネガティブ」な気持ちが緩和されます。

例えば、友達と飲みに行くことを断った後に、
「ほんとごめんね、その日は行けないけど、明日なら大丈夫なんだ。どうかな?」
というように、別の日を提案すると相手は「本当に参加したかったんだな」と思いますよね。

もし代替案を言い忘れてしまったら、メールで伝えてもよいでしょう。これがあると断った後に悪い印象を抱かれる可能性はかなり低く、相手との関係性も維持できると思います。

 

代替案を入れた断り方。問題と解説

それではここで、代替案を提示する練習問題を行っていきましょう。コラム②でご紹介した上手い断り方の2つのコツも意識しながら進めて行きましょう。

◎ 問題1 〈ビジネスの場合〉
あなたは会社の上司から大量の事務処理を頼まれました。しかし、今のあなたにはそれをこなす余裕がありません。

⇒代替案を入れた断り方を考えてみましょう。

【解答例】
お仕事を頼まれたのに大変申し訳ないのですが、今この事務処理を行うのは、かなり難しい状況です。できる限りお手伝いはしたいので、もう少し量を減らしていただけないでしょうか。

この解答では、謝罪の気持ち、今の量だと難しいということ、手伝いたいという気持ち、代替案を提示しています。上司からの依頼なので、きっぱりと断ることは難しいですよね。解答例のように、丁寧に気持ちを伝えること、自分に無理のない範囲での代替案を提示することは非常に有効です。

 

◎ 問題2 〈プライベートの場合〉
あなたは友人に誘われて大人数の飲み会に参加しました。一次会が終わり、二次会がありそうな雰囲気です。あなたは友人に「二次会に一緒に行こう」と誘われました。しかし、翌日朝が早いので、できればもう帰りたいと思っています。

⇒代替案を入れた断り方を考えてみましょう。

【解答例】
誘ってくれるのは嬉しいけれど、明日朝が早いんだよね。本当に残念だけど、また今度機会があったら二次会も参加したいな。もし今日の二次会に参加するなら、今度感想聞かせてね。

この解答では、誘ってくれたことに対する感謝、断る理由、フォローを入れています。フォローを入れることで、ネガティブな印象で終わることなく、比較的ポジティブな印象で終えることに成功していますね。

 

代替案で断る事が好印象にも

練習問題はいかがでしたか。出来る範囲で実践して身に付けて行きましょう。

そもそも自己犠牲精神から断れないという人は、相手を受入れる事にプラスの印象・断る事にマイナスの印象を強くもっているかもしれません。しかし断る行為はマイナスの要素だけではありません。断った後に代替案を入れることで、時には好印象を与えることさえできます。ぜひ取り入れながら断ってみてくださいね。

次回の断り方コラムは、断れない原因の3つ目「断り方のスキル不足」についてです。上手に断ることができるコツをご紹介します。次回もお楽しみに!

★ 自分にも相手にもマイナスの自己犠牲精神
★ 代替案なら断る事がプラスにもなる
★ 相手の成長のために、断る勇気を持とう
コミュニケーション講座


うまい断り方には2つのコツがあります。身に付けて仕事のスキルを伸ばしていきましょう。